台湾のトランスアジア航空が解散へ

2016年11月24日 07:33

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 台湾・トランスアジア航空(復興航空)は22日、会社組織の解散が取締役会により決定し、22日以降の全便を運航停止することを発表した。同社は21日夜に翌22日の全便欠航を発表していた(解散および運航停止のお知らせNHKニュースの記事ロイターの記事CNN.co.jpの記事)。

トランスアジア航空は2014年2015年に相次いで墜落事故を起こしており、財務状況が悪化。子会社のLCCであるV Airも10月より休業していた。また、中台関係の悪化から中国人観光客も減少しており、日本路線はLCCの参入が続き競争が激化と八方塞がりの状態にあったようだ。未使用の航空券については運賃の払い戻しや他社便への振り替えが行われるとされているが、突然の発表により空港では混乱が起こっているようである。

日本では東京・大阪・沖縄・札幌・函館・旭川の6都市に定期便が就航しており、中でも旭川空港はトランスアジア航空が唯一の台湾便で国際線利用客数の3割を占めていたとのことで、影響も大きそうである。

 未使用航空券については12月31日までに手続きすることで全額払い戻しが行われる。ただし、旅行会社で購入した航空券の場合は旅行会社経由での手続きが必要だ。一部区間が使用済みの場合、復路が11月23日~30日分の国際線・中国大陸線は他航空会社への振り替えが行われる。振り替えができない場合および台湾国内線、復路が12月1日以降の全路線では未使用分の運賃および税金の払い戻しとなる(航空券の払い戻しについて)。

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