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専門医でも判断が難しい特殊な白血病を人工知能が見抜く
記事提供元:スラド
NOBAX曰く、 東京大学医科学研究所附属病院が、IBMの人工知能システム「ワトソン」を使った診断によって「専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病」を突き止めたという。このほかにも医師では判断が難しかったがん患者の病名を突き止めるなど、41人の患者に活用できたという(NHK)。
同病院は2015年7月からIBMなどと協同で「ワトソン」に2000万件に上るがん研究の論文を学習させ、診断が極めて難しく、治療法も多岐にわたるという白血病などのがん患者の診断に役立てる臨床研究を進めていた(日経新聞)。
この患者は当初医師から「急性骨髄性白血病」と診断されていたが、これに対する治療を行ったにも関わらず様態が悪化。そのため、この患者の遺伝子の変化データを人工知能で分析したところ、10分程度で女性が「二次性白血病」という別のがんにかかっているという診断とともに、抗がん剤の種類を変えるよう提案が出たという。これに従って治療を行ったところその後女性は回復、無事退院できたという。
2000万件の論文は積み上げると成層圏に達するらしい。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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