日本株見通し:ファナックが株主と対話路線に転換したインパクトは絶大

2015年3月16日 08:31

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記事提供元:フィスコ


*08:34JST 日本株見通し:ファナックが株主と対話路線に転換したインパクトは絶大

日経平均は先週の上昇で目先は2万円の大台が意識されることになろうが、再び過熱感などが警戒されてくる可能性はありそう。13日の米国市場は予想を下回る経済指標の発表のほか、原油先物相場の下落が嫌気されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の19210円となり、やや利食い先行の展開か。

ただし、先週末の日経平均は連日で3ケタの上昇となるものの、東証1部の値上がり数は全体の6割にとどまっていた。日経平均が上げ幅を拡大するなかで下げに転じる銘柄も散見されており、ファナック<6954>を除くと、全体としてはいったん利益確定といったところであった。そのため、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されるとは言え、実際には利益確定に向かっていることで、需給状況は良好であろう。

月末に向けては利食いをこなしつつ、期末配当狙いの流れが強まりやすい。今回のファナックが株主と対話路線に転換した市場へのインパクトは絶大だった。企業の株主還元策への取組みが一段と活発化することが期待されるため、連続増配を行っている企業などへの関心が集まりやすい。

また、日経平均の3月期末で想定される配当落ち分は概算で約105円程度になるが、先週末の大阪225先物(6月限)と日経平均との乖離は50円程度である。通常であれば配当分を差し引くことで逆ザヤになろうが、先高感の表れといったところか。《TN》

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