概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は小幅に3日続落、経済指標の悪化懸念が圧迫材料

2015年3月12日 10:01

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記事提供元:フィスコ


*10:02JST 概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は小幅に3日続落、経済指標の悪化懸念が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 48905.58 +1.27%
11日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比612.18ポイント高(+1.27%)の48905.58で取引を終えた。48308.69から48936.86まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは44、値下がりは22、変わらず2であった。

ブラジルは当面、景気停滞が予想される状況にも、銀行の業績改善が見込めるとの見方から銀行株が上昇し、指数の上昇をけん引したもよう。NY原油先物価格が時間外取引で上昇に転じたことや、通貨レアル安基調を受けた輸出関連株の上昇なども、ブラジル株の下支えになった可能性がある。

【ロシア】MICEX指数 1671.47 +0.37%
11日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比6.09ポイント高(+0.37%)の1671.47で取引を終了した。1655.61から一時1692.31まで上昇した。

この日は、ブレント原油先物が57ドル台まで反発し、ルーブル安も一服したことで、ロシア株の買い戻しが先行したもよう。ただ、米財務省が、「ウクライナ東部の親ロシア派メンバーら計14人とロシアの団体、クリミア半島の銀行を制裁対象に追加指定した」と発表。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が、ウクライナ東部情勢でロシア軍の存在を指摘し、早期撤退と停戦合意の履行を求めたことが、ロシア株の上昇幅縮小につながった。

【インド】S&PムンバイSENSEX指数 28659.17 -0.18%
11日のインドSENSEX指数は小幅に3日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比50.70ポイント安(-0.18%)の28659.17、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同12.10ポイント安(-0.14%)の8699.95で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺で一進一退の展開となった。米早期利上げ観測や通貨ルピー安の進行などが引き続き指数の足かせに。国内では、経済指標の悪化懸念が圧迫材料となった。1月の鉱工業生産の増加ペース(前年同月比)は前月の1.7%から0.7%に鈍化すると予測されている。

【中国本土】上海総合指数 3290.90 +0.15%
11日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.83ポイント高(+0.15%)の3290.90ポイントと反発した。

資金流入の思惑が強まる。中国人力資源社会保障部の尹蔚民・部長は10日、養老保険基金(年金基金)の運用規定案が下期にも国務院(内閣に相当)に提出されるとの見通しを示している。これを手がかりに、株式市場で養老保険基金が運用できるようになると期待された。ただ、上値は重い。後場に公表された1~2月の経済指標(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資)が下振れるなど、本土景気の先行き不安がくすぶっている。《FA》

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