NY原油:反発で48.65ドル、米雇用改善や在庫減少、株高で買い優勢

2015年1月8日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY原油:反発で48.65ドル、米雇用改善や在庫減少、株高で買い優勢

NY原油は反発(NYMEX原油2月限終値:48.65 ↑0.72)。49.31ドルまで上昇した後、47.72ドルまで下落したが、再び49ドル絡みまで戻すなど底堅い動きになった。この日発表された米国の12月ADP雇用統計(民間雇用者数)が、上振れで増加したことを受けて、景気回復にともなう原油の需要増期待から買いが先行した。

その後発表の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)では、国内全体の在庫が予想外に減少する一方、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が引き続き増加し、ガソリン、留出油の在庫も大きく膨らんだことから、まず売りに反応。しかし、株高が進んだこともあり、その後は買いが徐々に盛り返すかたちになった。

【米週次原油在庫統計(1/2時点)、前週比】

原油在庫:-306.2万バレル(予想:+91.1万バレル、前回:-175.4万バレル)
オクラホマ州クッシング原油在庫:+130.5万バレル(前回:+199.5万バレル)
ガソリン在庫:+811.5万バレル(予想:+366.6万バレル、前回:+295.1万バレル)
留出油在庫:+1120.5万バレル(予想:+197.2万バレル、前回:+187.4万バレル)
製油所稼働率:93.9%(前回:94.4%)《KO》

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