アルマ望遠鏡で、双子の赤ちゃん星とガスの渦巻きを観測

2014年12月7日 16:58

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アルマ望遠鏡で観測した、L1551NEを取り囲む円盤(ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/Takakuwa et al.)

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 台湾中央研究院天文及天文物理研究所の高桑繁久副研究員らによる研究グループは、アルマ望遠鏡を用いて、おうし座にある生まれたばかりの双子星L1551Nの周りを取り囲むガスの渦巻きを発見した。

 星の誕生については、理論や観測により、大まかなシナリオが描けるようになってきたが、ふたつ以上の星が互いのまわりを回っている「連星系」誕生の仕組みについては、謎が残っている。

 今回の研究では、アルマ望遠鏡を用いて、おうし座にある原始連星系L1551NEを観測した。その結果、L1551NEを構成するふたつの原始星の各々を取り囲むガスや塵の円盤と、それらの外側を大きく取り巻く円盤(周連星円盤)を発見することに成功した。さらに、この円盤に含まれる一酸化炭素運指が放つ電波を解析したところ、ガスがケプラー回転よりも速い速度で動いている場所があることや、原始連星に向かって落下していくガスが存在することが分かった。

 研究メンバーは、「連星が周連星円盤を揺さぶって、周連星円盤のガスが連星に落下しはじめる様子をアルマ望遠鏡による観測で初めてとらえることができました。理論の予測とも驚くほど一致しています」とコメントしている。

 なお、この内容は2014年11月発行の天文学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。

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