ショッキングなGDP下振れで一時17000円割れ/ランチタイムコメント

2014年11月17日 12:03

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記事提供元:フィスコ


*12:04JST ショッキングなGDP下振れで一時17000円割れ
 日経平均は大幅反落。先週末比453.18円安の17037.65円(出来高概算15億1000万株)で前場の取引を終えた。寄り前に発表された7-9月期GDP速報値は前期比年率換算-1.6%と想定外の2期連続マイナスとなったことで、反落でスタートした後は下げ幅を徐々に広げる格好となった。為替市場では、ドル・円が朝方117円台をつけたものの、株安などの影響を受けて115円60銭台まで円高に振れるなど荒い展開に。先物市場で短期筋による仕掛け的な売りが観測されたことから、日経平均は一時17000円台を割り込む場面も見られた。

 セクター別では、東レ<3402>の上昇で繊維のみプラス圏で推移するなか、保険、その他金融が3%超の下落となっている。個別では、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>がさえないほか、JT<2914>など内需系も弱い。一方、自社株買いの取得枠設定発表を材料にコマツ<6301>、三菱UFJ<8306>は買われた。

 本田内閣官房参与が「ショッキングな内容」とコメントするようなGDP下振れを受けて、「消費再増税先送り」はほぼ決定的となり、明日にでも安倍首相は衆議院を解散するとの公算。市場では、記者会見のタイミングでなんらかの景気刺激策を発表するのではないかとの見方が高まっている。また、前場の大幅反落を受けて、日銀は後場ETF買入を実施する見通し。TOPIXの下げ幅が2%超となったことで、これまでよりも買入額(今月はワンショット380億円)を増やす可能性も。日銀による買い及び、政策期待といった官製相場ならではの下支えで先物の買戻しを誘発し、後場の日経平均は下げ幅を縮小すると見られる。(田代 昌之)《FA》

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