ディクショナリー 2015年春夏コレクション - 70年代スタイルに曲線美を加えて

2014年11月8日 15:15

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記事提供元:ファッションプレス

ディクショナリー(dictionary)が、2015年春夏コレクションを発表。


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ファッションが多様化した70年代のスタイルをベースに、家具ブランド・イームズのエッセンスを加え、キュートなスタイルを提案した今シーズン。襟付きワンピースやシングルコート、ウェイブグラフィックの総柄ワンピースなど、どこか懐かしさを感じさせるアイテムがコレクションを彩る。太巾シャーリングは随所に施され、ビッグシルエットが流行した70年代を想起させた。


イームズを代表するシェルチェアの曲線的なラインは、ラウンド型のスカートの裾やブラウスの襟となり、フェミニンな雰囲気をプラス。またアイデアソースとなった、デザイナーのチャールズ&レイが過ごしたアトリエは、形を変えて登場。少し色褪せたようなライトブルーのステンドグラスはオーガンザに、レイが収集したコットンレースはグログランテープを合わせ、ワンピースのアクセントへと変化した。 


「ブランドのアイデンティティを保持したまま、どこまで透ける素材を提案できるか」と思考したデザイナーの冨田靖隆が生み出したのは、部分的に透け感をミックスさせることでウェアラブルになったアイテム。メッシュ素材のスカートは、ストライプと無地の2種類のペチコートが付属し、スタイリングの幅を広げた。またコーディネートの難しいワイドパンツは、足元にオーガンザを使用することで軽さを出し、チャレンジしやすいアイテムに。


また、トップスをボトムスにインするスタイルが主流となる中、あえて外に出した着こなしを提案。腹部を刺繍やシースルー素材で飾った、ブラウスやトップスが数多く揃った。幾何学模様のジャカードやボーダーのリボン、木の葉をモチーフとしたレースなど、かわいらしい雰囲気の装飾がアイテムを彩る。その中で目を引くのは、南の島をイメージさせる鳥の刺繍。ファブリックに直接刺繍することで、浮き出たような立体感のある仕上がりに。


ふんわりとやわらかな空気感を作るアイテムが集結した今コレクション。着やすさを重視し、新しい着こなしを提案するデザイナーの姿勢からは、洋服を着るという楽しみを改めて考えさせられた。


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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