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前場に注目すべき3つのポイント~中小型株への見直しのタイミングを見極め
*08:25JST 前場に注目すべき3つのポイント~中小型株への見直しのタイミングを見極め
14日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:押し目拾いのタイミングを見極めるところ
■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の売り越し
■前場の注目材料:経産省、太陽光発電参入凍結を検討
■押し目拾いのタイミングを見極めるところ
☆日経225想定レンジ:上限15000円-下限14700円
14日の東京市場は波乱の展開になろう。13日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに大幅な下げとなり、S&P500指数は200日線を割り込んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比505円安の14835円となるなか、幅広い銘柄に売りが先行することになろう。
また、今週は米国で決算発表が本格化してくる。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど大手金融機関のほか、インテル、グーグルなどが決算を予定しており、決算を受けた米国市場が不安定な値動きをみせてくると、東京市場も一段安が警戒されてくる。足元の円安一服によって業績上振れ期待が後退していることもあり、利益確定の流れが強まる一因にもなりかねないだろう。
一方、リクルート<6098>が上場する。足元の中小型株の調整などは、リクルート参戦のための換金売りとの見方がされていた。受け渡しベースでは10日までは換金売りが出るとみられていたこともあり、今週以降は、資金が還流してくることも考えられよう。大幅な下げによって値ごろ感も台頭してきており、中小型株への見直しのタイミングとなる可能性はありそうだ。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から日経平均は一気に8月安値を捉えてくる可能性がある。26週線や200日線といったボトムが期待されていた水準をあっさり割り込むことになる。オーバーシュート気味に下にブレイクしてくるが、この水準からは押し目拾いのタイミングを見極めるところとみておきたい。まずは、個人のセンチメントを計るため、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、テックファーム<3625>、クラリオン<6796>あたりの動向に注目か。
■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1170万株、買い620万株、差し引き550万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
10月6日(月):100万株の売り越し
10月7日(火):420万株の売り越し
10月8日(水):1010万株の売り越し
10月9日(木):390万株の売り越し
10月10日(金):140万株の売り越し
■前場の注目材料
・世界景気の減速懸念などからNYダウは200ドル超の下落、為替も円高傾向に
・経産省、太陽光発電参入凍結を検討
・米国企業決算見極めムードのなか、中小型株への見直しのタイミングを見極め
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 9月国内企業物価指数(前年比予想:+3.6%、8月:+3.9%)
<海外>
09:00 シンガポール・7-9月期国内総生産速報値(前期比年率予想:+0.8%、4-6月期:+0.1%)《KO》
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