壱番屋:14年5月期の純利益は10%増、店舗独自のマーケティングで潜在顧客層の掘り起こしに成功

2014年7月7日 18:25

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【7月7日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開する壱番屋(東・名:7630)が7日に発表した2014年5月期の連結決算は、純利益が前年比10%増の23億円だった。「既存店の売上強化」を最重要課題に掲げ、店舗独自の販売促進やメニュー開発を行う「ストアレベルマーケティング」の展開に注力。その結果、テレビやラジオなどのメディアに取り上げられることが増え、潜在顧客層の掘り起こしに成功、売上が拡大した。

売上高は同6%増の425億円、営業利益は同8%増の43億円、経常利益は同7%増の44億円だった。

期末配当については、従来予想の1株あたり35円を5円引き上げ40円とした。中間配当30円と合わせた年間配当は前期より10円増配となる70円。

また、2015年5月期の通期連結業績予想については、国内CoCo壱番屋事業で既存店売上の強化などに努めることで、売上高は前期比1%増の430億円を見込む。一方で、食材価格の上昇や人件費、物流費用などの経費増加が引き続き見込まれるため、営業利益は同3%減の42億円、経常利益は同3%増の43億円とした。純利益については、減損損失の減少などから同9%増の26億円と予想している。【了】

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