概況からBRICsを知ろう~インド市場は3営業日ぶり反落、サービス業の低迷が引き続き圧迫材料に

2014年5月8日 09:54

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記事提供元:フィスコ


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は3営業日ぶり反落、サービス業の低迷が引き続き圧迫材料に
【ブラジル】ボベスパ指数 54052.74 +0.51%
7日のブラジル市場は4営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比273.00ポイント高(+0.51%)の54052.74で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは40、値下がり27、変わらず4と買いが優勢。セクター別では、石油・ガスや消費者サービスが買われた半面、通信や消費財が安い。

朝方は軟調な展開を示したが、その後はプラス圏を回復した。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで3月の最安値44965.66から20%以上上昇し、ブルマーケット(強気相場)に突入。政権交代への期待が高まっていることが引き続き支援材料となり、ペトロブラス(PETR4)など国営大手に買いが継続した。低迷するブラジル経済を打破するため、構造改革や政権交代が不可欠だとの見方が優勢。10月の大統領選挙に関する最新世論調査は7日あるいは週末に発表される予定で、ルセフ政権の支持率が一段と低下したとの観測が広がっている。

【ロシア】MICEX指数 1363.48 +3.41%
7日のロシア市場は大幅続伸。主要指標のMICEX指数は前日比44.91ポイント高(+3.41%)の1363.48で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは47、値下がり3とほぼ全面高。MICEX指数はこの日、3月18日以来の上げ幅を記録した。

ロシア軍がウクライナ国境から撤退したとのプーチン露大統領の発言がウクライナ混乱の長期化懸念を後退させた。大統領は7日、ロシア軍が国境から撤退した代わりに5月11日に予定されている住民投票を先送りすることが正しい選択だと発言。一連の暴力行為を直ちに停止する必要があると指摘し、ウクライナの親露派と政権支援派の対話が開催されるまで住民投票を先送りすべきだと強調した。

【インド】SENSEX指数 22323.90 -0.82%
7日のインドSENSEX指数は3営業日ぶり反落。経済協力開発機構(OECD)による成長見通しの上方修正を受け、朝方は底堅く推移。ただ、欧州時間に下げ幅を拡大させた。国内総生産(GDP)に大きく寄与しているサービス業の低迷が引き続き圧迫材料。また、外資系証券による投資判断の引き下げで通信セクターが大きく下落し、指数の足かせとなった。加えて、総選挙が山場を迎えていることも積極的な買いを手控えさせたもようだ。

【中国本土】上海総合指数 2010.08 -0.89%
7日の上海総合指数は5営業日ぶり反落。新規株式公開(IPO)の再開を巡り、新株発行手順が早ければ来週にもスタートするとの観測報道が需給面での警戒感を強めた。また、翌8日に4月貿易統計の発表を控える中、前日まで4連騰した後とあって、ひとまず利益を確定する動きが強まった。それでも前場は下げ渋る動きを見せていたが、ウクライナ情勢の緊迫化など外部面での不安材料もくすぶり、大引けにかけては下値を切り下げる動きとなった。《FA》

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