萩原電気　2014年3月期の業績予想を上方修正、自動車関連企業の業績堅調を背景に

*14:09JST 萩原電気---2014年3月期の業績予想を上方修正、自動車関連企業の業績堅調を背景に

総合エレクトロニクス企業の萩原電気<7467>は10日、2014年3月期の業績予想の上方修正を発表した。売上高を従来予想の860.00億円から875.00億円に（従来予想比1.7％増）、営業利益を同21.50億円から24.70億円（同14.9％増）に、純利益を同11.80億円から同13.30億円（同12.7％増）に、それぞれ引き上げた。

売上高については、同社の主要ユーザーである自動車関連企業において、消費税増税前の駆け込み需要や北米・中国・欧州などの堅調な新車販売を背景に業績が堅調に推移しており、同社の売上高もほぼ従来予想に沿って推移した。利益面については、高付加価値販売に注力した営業活動や業務効率の改善による費用抑制を推進したことが奏功し、従来予想を2ケタ上振れる見込みとなった。なお、決算発表は5月中旬を予定している。

同社は、メーカーと商社の機能を持つ総合エレクトロニクス企業である。メーカーから半導体などの電子部品を仕入れて顧客へ納入する電子部品商社としての機能に加え、車載デバイスの商品企画・設計段階から参画し、顧客企業の要望に沿ったスペックのマイコンや周辺デバイスの提供を行う。《FA》