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米雇用統計が上放れへのトリガーになるか【クロージング】
記事提供元:フィスコ
*16:14JST 米雇用統計が上放れへのトリガーになるか【クロージング】
4日の日経平均は小反落となり、8.11円安の15063.77円(出来高概算17億株)で取引を終えた。3日の米国市場は4日に発表される米雇用統計を見極めたいとのムードから上値の重い展開に。この流れを受けた東京市場についても、短期的な過熱感もあって、利益確定の流れが先行した。ただ、来週の日銀の金融政策決定会合への期待は大きく、寄り付き直後に付けた15000.69円を安値に、その後は15000円での底堅い値動きだった。
もっとも、米雇用統計を見極めたいとの模様眺め気分も強いほか、決定会合での現状維持がコンセンサスのなかで失望売りを警戒する向きもあり、商いは低調だった。そのため、東証1部の売買代金は1.5兆円と、昨年10月22日(1.4兆円)以来の低水準に。
米雇用統計を控えているとはいえ、ソフトバンク<9984>が2%超の下げとなるなかでは、日経平均の15000円キープは相当底堅い印象につながる。あとは、米雇用統計の結果を受けた米国市場の動向と、週明けの金融政策決定会合の結果が相場の方向性につながるだろう。
日経平均は前日までの上昇で短期的には達成感が意識される処までのリバウンドをみせている。一目均衡表では雲が14870-15160円辺りに位置しており、現在は雲の中での推移のため強弱感が対立しやすいところである。米雇用統計がポジティブ視されるようだと、雲突破へのトリガーになる可能性があるほか、ネガティブ視としても雲下限が支持線として意識されよう。《KO》
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