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【マーケット・銘柄Q&A】減益の小野薬品急伸はどうみればよいか
記事提供元:日本インタビュ新聞社
【Q】 小野薬品工業 <4528> が、減益見通しにもかかわらず急伸しているが、どのように理解したらよいのでしょうか。
■自動車など主力株重く人気株に移行、師走相場本格化も
【A】 5日(木)の小野薬品工業は日経平均が下げる中で530円高の8590円と急伸し年初来高値を更新しています。まさしく、ひと際、目立った動きです。
今3月期は営業利益で2ケタ減益の見通しです。にもかかわらず買われているのは、自動車や電機株など主力銘柄の動きが鈍いため、物色のホコ先が人気性抜群の同社株に向いたとみるべきだと思われます。
マーケットでは以前より、『電気が消えたらお化けが出る』、と言われてきました。輸出関連の電気株が頭を打てば、内需関連の化学・薬品が代わって人気になるというわけです。
しかも、12月という特殊月で『師走相場』ということも背景にあるものと思われます。師走相場では、来年のことより年内にひと稼ぎというマーケット人気です。
このため、今後は足の軽い材料系人気銘柄が注目されるものとみられます。かつて、1万円相場の実績のある小野薬品が引っ張りることで同じ関西系の人気系銘柄が注目されそうです。
今日の小野薬品の急伸は師走相場の本格化を意味していると捉えてよいのではないでしょうか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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