輸出関連への物色シフトを見極め/ランチタイムコメント

2013年11月25日 11:57

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:57JST 輸出関連への物色シフトを見極め
 日経平均は大幅に続伸。201.45円高の15583.17円(出来高概算14億株)で前場の取引を終えた。週末22日の米国株高やシカゴ先物が大証比100円高だった流れを引き継ぎ、買い先行の展開に。指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が買い気配から始まったほか、香港上場への観測が報じられたファーストリテイリング<9983>などがけん引。為替相場はドル・円が1ドル101円70銭、ユーロ・円が1ユーロ137円70銭辺りと円安基調が強まるなか、輸出関連などが強含みの展開に。
 セクターでは保険、情報通信、精密機器、電気機器、輸送用機器、機械などが堅調。一方で、その他金融、海運、不動産などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇するなか、大型株指数の強さが目立つ。
 指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク、ファーストリテイリングのほか、ファナック<6954>、京セラ<6971>、ホンダ<7267>、TDK<6762>、東エレク<8035>などが強い。半面、住友不<8830>、JT<2914>、東急不<3289>などが冴えない。
 ソフトバンクをけん引役に日経平均は強い動きをみせている。また、不動産が下げに転じるなど、さすがに円安基調が強まるなか、輸出関連にシフトしている感がある。また、シャープ<6753>が朝方急伸後に失速するなど、短期筋の値幅取り狙いの資金が中心とみられ、資金の逃げ足も速い。直近IPO銘柄なども寄り付き後に急速に値を下げる動きもあり、やや手掛けづらさが窺える。指数インパクトの大きい値がさの一角が日経平均をけん引するなか、全体としては利益確定の流れに向かいやすい面もありそうだ。
 また、自動車やハイテクなどへの物色が目立っているが、トヨタ<7203>は直近の上値抵抗レベル、富士重<7270>は10月戻り高値レベルでの攻防をみせている。ホンダ<7267>は順調なリバウンドをみせているが、素直に物色対象が輸出関連にシフトするかは、見極めたいところであろう。引き続き、ソフトバンクを睨みながらの相場展開になりそうだ。(村瀬智一)《FA》

関連記事