29日の米国市場ダイジェスト:ダウは111ドル高、連銀の量的緩和継続期待が強まる

2013年10月30日 07:43

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記事提供元:フィスコ


*07:43JST 29日の米国市場ダイジェスト:ダウは111ドル高、連銀の量的緩和継続期待が強まる

■NY株式:ダウは111ドル高、連銀の量的緩和継続期待が強まる

NYダウ       ナスダック
終値 :15680.35  終値 :3952.34
前日比:+111.42   前日比:+12.21
始値 :15572.21  始値 :3954.34
高値 :15683.08  高値 :3957.12
安値 :15572.21  安値 :3934.94

29日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は111.42ドル高の15680.35、ナスダックは12.21ポイント高の3952.34で取引を終了した。主要企業決算が好感されたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和が継続されるとの思惑も広がり、終日堅調推移となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や電気通信サービスが上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器や不動産が下落した。

製薬大手のファイザー(PFE)が好決算を発表して上昇。小売のシアーズ・ホールディング(SHLD)は、傘下のアパレルブランドや自動車メンテナンス関連事業の分離を検討していることを明らかにして急騰となった。ポータルサイトのヤフー(YHOO)はバーンスタインの投資判断引上げを受けて堅調推移となった。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は予想を上回る決算を発表し、一時上昇する場面もあったが、慎重な利益率予想が嫌気され下落した。医療保険のエトナ(AET)は決算が予想を下回り軟調推移。

マーケット終了後にビジネス向け交流サイトのリンクトイン(LNKD)は予想を上回る決算を発表したものの、慎重な見通しを示したことで時間外取引では下落して推移している。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル・円は98円19銭、株高に連れてリスク志向の円売りが強まる

ドル・円は97円84銭から98円28銭へ上昇後、98円19銭で引けた。自動車を除いたコアの9月米小売売上高の改善や米8月S&P/ケース・シラー住宅価格指数が前年比で2006年初旬以来の最大の伸びを示したことを好感したドル買いが優勢となった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)を維持するとの思惑を受けた株高に連れてリスク志向の円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.3813ドルへ上昇後、1.3736ドルへ反落し1.3746ドルで引けた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言「流動性を操作する余地はあるが政策金利はない」を受けて利下げ観測が後退、また、「ユーロ高と共存する必要がある」でユーロの買い戻しが強まった。その後、欧米金利差拡大に伴い売りが再燃し反落。ユーロ・円は、株高に連れ134円66銭から135円19銭へ上昇した。ポンド・ドルは、1.6105ドルから1.6024ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.8944フランへ下落後、0.9003フランへ反発した。

■NY原油:反落で98.2ドル、原油在庫が高水準に達するとの思惑

NY原油は反落(NYMEX原油12月限終値:98.2 ↑0.48)。97.92ドルまで下落したものの、下値も限られた。米国の原油在庫が4ヶ月ぶりの高水準に達するとの思惑が圧力となった。ゴールドマンはOPECによる日量生産の見通しを削減したが、ブレント原油価格の見通しは維持。春から続いていた期近価格が期先価格を上回るバックワーデーションが先週終了後、期先価格が期近価格を上回るコンタンゴが続いている。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  14.15ドル -0.08ドル(-0.56%)
モルガン・スタンレー(MS) 29.36ドル +0.44ドル(+1.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)162.11ドル +0.66ドル(+0.41%)
インテル(INTC)    24.52ドル +0.16ドル(+0.67%)
アップル(AAPL)      516.68ドル -13.20ドル(-2.49%)
グーグル(GOOG)      1036.24ドル +21.24ドル(+2.09%)
フェイスブック(FB) 49.40ドル -0.83ドル(-1.66%)
キャタピラー(CAT)     84.07ドル -0.21ドル(-0.25%)
アルコア(AA)        9.54ドル -0.02ドル(-0.21%)
ウォルマート(WMT)     77.06ドル -0.08ドル(-0.10%)《KO》

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