概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は5営業日ぶり反落、目先の過熱感で利益確定売りが優勢

2013年9月20日 09:54

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記事提供元:フィスコ


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は5営業日ぶり反落、目先の過熱感で利益確定売りが優勢
【ブラジル】ボベスパ指数 55095.69 -1.09%
昨日19日のブラジル市場は5営業日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比607.21ポイント安(-1.09%)の55095.69で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは23、値下がり48、変わらず2と売りが優勢。通信を除くすべてのセクターが売られ、中でもヘルスケアや石油・ガスに売りが集中した。

買いが先行した後は利益売りに押され、後半に下げ幅を一段と拡大させた。連日の上昇を受けて目先の過熱感が強まり、資源や輸出関連を中心に利益確定売りが広がった。

【ロシア】MICEX指数 1487.19 +1.52%
19日のロシア市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比22.24ポイント高(+1.52%)の1487.19で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり35、値下がり15と買いが優勢となった。

前半は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅をやや縮小させた。前日の取引終了後に米量的緩和の縮小開始の先送りが決定されたことが好感され、資源や銀行などを中心に買いが広がった。中でも通貨ルーブル相場に敏感な銀行株の上昇が目立った。米量的緩和の継続を受け、ルーブルの先安懸念がやや後退したもようだ。

【インド】SENSEX指数 20646.64 +3.43%
19日のインドSENSEX指数は大幅高。寄り付きから大きなマドを空けての上昇。SENSEX指数はあらためて52週高値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が前日19日、毎月850億米ドルの資産購入プログラムの現状維持を決定し、余剰資金の流入継続期待が株式相場を押し上げ。また、この日の外国為替市場では通貨ルピーが対米ドルで急上昇し、輸入コスト上昇によるインフレ懸念などが後退した。

【中国本土】休場《FA》

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