(香港)中国光大銀行がIPOをさらに延期か、光大証券の誤発注事件が影響

2013年9月16日 12:00

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記事提供元:フィスコ


*12:00JST (香港)中国光大銀行がIPOをさらに延期か、光大証券の誤発注事件が影響
中国の中堅銀行、中国光大銀行(601818/CH)が香港での新規株式公開(IPO)をさらに延期するもようだ。今月中の上場を計画していたが、同系列の光大証券(601788/CH)が8月に誤発注事件を起こしたことなどが影響しているという。年内の上場は「ほぼ絶望的」とされている。

中国光大銀行を傘下に置く光大集団を巡っては、誤発注事件のほかにもスキャンダルが相次いでいる。JPモルガン・チェースが中国事業を有利に展開するため同国要人の子女を優先的に採用していたとされる疑惑で、光大集団の唐双寧会長の名前が挙がっていることから、当局に目を付けられているようだ。

なお、中国光大銀行は7月の香港上場を計画していたが、市況の低迷を理由に9月に延期していた。これ以前にも2011年と2012年に上場を計画していた時期があるが、実現には至っていない。《NT》

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