日米の注目経済指標:8月の米・鉱工業生産は予想を下回る可能性

2013年9月14日 15:49

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記事提供元:フィスコ


*15:49JST 日米の注目経済指標:8月の米・鉱工業生産は予想を下回る可能性

9月16日-20日に発表される主要経済指標のポイントは次の通り。

■16日(月)日本時間午後10時15分発表
○(米)8月鉱工業生産−予想は前月比+0.4%
参考指標となる8月ISM製造業の「生産DI」は62.4となっており、7月65.0から低下した。生産DIは、やや高い水準を維持しているが、8月の鉱工業生産は予想を下回る可能性も。

■17日(火)日本時間午後9時30分発表
○(米)8月消費者物価指数−予想は、全体の数字は、前年比+1.6%、コア指数は同比+1.8%
8月ガソリン価格は前月比-0.44%程度(季調済み)で、CPI全体には7月からの押し下げ要因となる。前月比ベースでは若干鈍化見通し。コアの部分では、先行指標となるPPIは前月比・前年比ともやや上昇する見通しであり、穏やかな物価上昇となりそうだ。

■18日(水)日本時間午後9時30分発表
○(米)8月住宅着工件数・住宅建設許可件数−予想は、住宅着工件数が92.3万戸、住宅建設許可件数は、95万戸
参考指標の住宅建設業者(NAHB)指数は、8月59と7月57から上昇しており、許可件数にはプラス要因。住宅着工件数は、先行指標となる7月の住宅建設許可件数が95.4万戸で増加しているため、プラス要因となるはず。コンセンサスは妥当か。

■19日(木)日本時間午後11時発表
○(米)8月中古住宅販売件数−予想は525万戸
先行指標の中古住宅販売成約は、7月が-1.3%、6月は-0.4%。販売件数は主に1、2ヵ月前の成約の数字が反映される。対象2ヶ月の結果を考慮すると7月実績をやや下回る可能性がある。市場コンセンサスは妥当な水準か。《TN》

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