関連記事
概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は李首相の強気発言を受けて5日続伸
*09:57JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は李首相の強気発言を受けて5日続伸
【ブラジル】ボベスパ指数 53307.09 -0.49%
昨日12日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比263.37ポイント安(-0.49%)の53307.09で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは25、値下がり47、変わらず1と売りが優勢。消費者サービスと素材を除くすべてのセクターが下落し、中でも通信や公益に売りが集中した。
朝方は底堅い展開を示したが、中盤から下げ幅を拡大させた。石油・ガス大手ペトロブラス(PETR3)などの大幅下落が指数の足かせ。同社のマリア・ダス・グラカス・フォスター最高経営責任者(CEO)が、政府から石油製品の値上げに関する情報を受けていないと発言したことが嫌気された。
【ロシア】MICEX指数 1450.23 -0.27%
12日のロシア市場は9営業日ぶりに小反落。主要指標のMICEX指数は前日比3.89ポイント安(-0.27%)の1450.23で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり18、値下がり31、変わらず1と売りが優勢となった。
朝方は堅調な動きを示したが、その後はマイナス圏に転落した。前日までの8連騰を受けて買われすぎ感が強まり、幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。また、電力セクターの大幅下落も指数の足かせ。インフレ加速を抑制するため、プーチン大統領が電気料金の引き上げ計画を来年まで凍結すると提案したことが嫌気された。また、アレクセイ・ウリュカエフ財務相も、景気対策を打ち出す前にインフレ抑制が必要だと発言した。
【インド】SENSEX指数 19781.88 -1.08%
12日のインドSENSEX指数は6営業日ぶり反落。寄り付きには買われたが、その後は軟調な値動きが継続。前週から続く急ピッチな株価上昇を警戒し、利益を確定する売りが広がった。また、この日の取引終了後には鉱工業生産指数(IIP)と消費者物価指数(CPI)が発表されるとあり警戒感も強まった。なお、引け後に発表されたIIPは前年比2.6%上昇となり、予想を大きく上振れ。CPI上昇率は同9.52%で、こちらは予想の9.60%を下振れた。
【中国本土】上海総合指数 2255.60 +0.64%
12日の上海総合指数は5営業日続伸。足元の株価上昇を受けて前場は軟調な値動きが目立ったものの、後場に入ると上げ幅を拡大。李克強首相が通年の成長目標の達成に自信を示すなど、景気の先行きに強気の発言を行ったことが買い安心感につながった。李首相が金融改革の推進にも言及したことから、銀行株が後場に動意付き、相場の上昇をけん引した。また、堅調な経済指標や財政収入の改善なども引き続き支援材料となった。《FA》
スポンサードリンク

