《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2013年9月13日 09:05

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記事提供元:フィスコ


*09:05JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【同一水準を保つ】3連休を控えてポジション調整の動きか=フィスコ伊藤 正雄
12日の米国株式は下落。週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことで、量的緩和縮小への警戒感が高まった。また、シリア情勢の進展を見極めたいとの思惑や、昨日まで大型株で構成されるS&P500指数が7営業日続伸となり、高値警戒感が広がっていたこともあり、終日上値の重い展開となった。

セクター別では、電気通信サービスや食品・生活必需品小売が上昇、一方で運輸や素材が下落した。来週、FOMC(連邦公開市場委員会)が控えていることもあり、週末にかけては一旦手仕舞う動きが広がりそうだ。

CMEの225先物12月限は大証の日中終値より15円高い14275円で取引を終了(12月限の9月末配当落ち分は約80円)。NY時間での高値は14285円、安値は14135円、上下のレンジは150円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともにほぼ変わらずで戻ってきた。本日は3連休を控えてポジション調整の動きとなりそうだ。寄りつきに9月限先物オプションのSQ値が算出される。

【小幅安となる】14300-14450円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
先物とオプションの清算日が重なるメジャーSQとなる。五輪開催による先高期待が高まるなか、米国の下げの影響からSQ値が下で決まるようなら、これが心理的な支持線として意識されそうである。もっとも、3連休に入るほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることから、全体としてはこう着感の強い展開。個人主体による材料株での値幅取りが中心になりそうだ。

日経平均は上昇する5日線に沿ったトレンドを形成し、ボリンジャーバンドでは+2σ辺りでの推移が続きそうである。10日に空けたマド(14251.46-14296.78円)を埋めるというよりも、マド上限辺りでの底堅さが意識されるとみておきたい。14300-14450円のレンジを想定する。

【小幅安となる】3連休を控えて手仕舞い売り圧力=フィスコ佐藤 勝己
3連休を控えてポジション整理の動きが優勢に、週初からの大幅上昇の反動で利食い売りが優勢の展開となりそうだ。来週明けには米FOMCを控えており、積極的な資金流入も期待しにくい。欧米株式市場、為替市場とも小動きと、手掛かり材料も乏しい状況である。

【小幅高となる】3連休を前に様子見姿勢強い展開に=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比15円高の14275円。為替市場では、ドル・円は99円50銭台、ユーロ・円は132円30銭台を挟んだ水準での推移(日本時間8時45分時点)。昨日から消費増税や法人税減税について様々な動きが見られるものの、三連休、米FOMCを前に様子見ムードは強まろう。寄付きで9月限225先物、オプションの特別清算指数(SQ)が算出される。12日時点では225構成1銘柄につき200万株の売買で売り買い均衡との見通し。算出されたSQ値はメジャーSQで出来高も多いことから今後のベンチマークとなる。本日は連休明けの動きに備え市場はエネルギー蓄積で、ツイッター関連など個別対応の一日となりそうだ。《MI》

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