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【中国の視点】尖閣問題、中国は長期戦の構え
記事提供元:フィスコ
*08:11JST 【中国の視点】尖閣問題、中国は長期戦の構え
沖縄県の尖閣諸島を国有化してから11日で1年となり、冷え込んでいる日中の政治・経済交流について、日本政府は解決の糸口を模索している。
一方、中国側は、経済の交流が先に改善されても日本政府が「領有権の問題は存在しない」という立場を撤回しない限り、政治面での歩み寄りが当面難しいとの見方が多い。また、中国がこの問題を解決するまで長期戦する構えを示しており、領有権問題ではどちらか譲歩しなければこれからも平行線のままになると予測されている。
政治対立による経済への影響について、日本が受ける悪影響が中国を上回るとみられている。最近の中国の輸出データなどから分析すると、日本との貿易縮小による中国経済への影響が限定的だとみられ、今後は経済的な要因で中国は譲歩する可能性が低いと指摘された。
また、中国海警局所属の船「海警」が尖閣諸島から12カイリ以内に進入したことや、中国機とみられる無人機による沖縄接近などについて、中国側は、「領海保全の一環だ」とみているほか、これによって日本が尖閣諸島に対する有効な支配を揺さぶることができると指摘された。さらに、中国の対応は「ベストだ」との見方も多い。《ZN》
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