【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノ急伸、25日線突破、日本強靭化関連で指標割安

2013年7月10日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アンカー大手のサンコーテクノ<3435>(JQS)の株価は調整が一巡して出直り態勢のようだ。9日(火)は45円高の2725円と25日線を大きく上抜いている。

 ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類である。震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となり、メガソーラーの増加で太陽光発電架台設置関用も好調である。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.9%増の160億円、営業利益が同3.8%増の9億円、経常利益が同4.7%増の8億80百万円、純利益が同19.1%増の5億28百万円としている。建設資材・人員不足による工事遅れがマイナス要因となるが、公共投資予算の増加、発注・工事施工の本格化が追い風であり、あと施工アンカー、FRPシート、さらにメガソーラー関連の好調が続くだろう。会社予想は保守的な印象が強く、上振れの可能性がありそうだ。

 株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値3290円から反落して水準を切り下げたが、6月27日の安値2385円をボトムとして反発し、7月9日には2700円台まで戻した。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 7月9日の終値2725円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS259円50銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3514円56銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して抵抗線突破の形となった。また週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発してサポートライン確認の形となった。今期好業績見通しに再評価の余地があり、13週移動平均線を突破すれば出直り展開に弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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