日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は83円安、先物主導で13000円割れ

2013年6月25日 09:50

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記事提供元:フィスコ


*09:50JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は83円安、先物主導で13000円割れ

【日経平均は小反発スタート、中国の動向を見極めたいとのムードに】

9時49分現在の日経平均株価は、12978.90円(前日比-83.88円)で推移。日経平均は小反発で始まった。米国株安が嫌気されるものの、シカゴ先物は大証比でプラスだった。前日大きく売られた反動による買戻しの動きもあるようだ。ただ、その後は下げに転じる局面もみられるなど、前日終値を挟んでの不安定な展開。前日の下げの主因だった中国の動向を見極めたいとの様子見姿勢が強い。

売買代金上位では、トヨタ<7203>、リンナイ<5947>、三井住友<8316>、コマツ<6301>、ドワンゴ<3715>、富士重<7270>、KDDI<9433>、オリックス<8591>、ダイキン<6367>などが軟調。一方、ソフトバンク<9984>、ファーストリテイリング<9983>、京セラ<6971>、ソニー<6758>が堅調。セクターでは、電力・ガス、保険、水産・農林、精密機器、建設、サービス、情報・通信などが小じっかりのスタート。一方、前日に強い動きをみせていたその他金融は利食い優勢。倉庫・運輸、ゴム製品、非鉄金属、機械、鉱業、輸送用機器、ガラス・土石、鉄鋼などが冴えない。材料系ではマイクロソフトとの提携が伝えられたKLab<3656>が買い気配。川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株が強い動きを見せてきている。寄り付き後の日経平均は先物主導で13000円を割り込む展開に。

【ドル・円は97円75銭付近、中国金融市場への警戒感は残る】

ドル・円は97円75銭付近で推移。リスク回避的な円買いは一服しているものの、具体的なドル買い材料は提供されていないことから、ドル・円は上げ渋る展開。また、中国金融市場における流動性低下に対する警戒感は残されており、市場参加者の間では中国株の動向は無視できないとの見方が増えている。

■今後のポイント

・日経平均株価の反発→リスク回避的な円買い一服
・中国株の続落に対する警戒感

9時49分時点でドル・円は97円75銭、ユーロ・円は128円28銭、ポンド・円は150円99銭、豪ドル・円は90円38銭付近で推移している。《KO》

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