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後場に注目すべき3つのポイント~ゲーム関連などに短期値幅取り狙いの資金
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~ゲーム関連などに短期値幅取り狙いの資金
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・ショートカバーは期待されるが上値追いは慎重か
・ドル・円は94円65銭付近、94円台後半では短期筋などのドル売り観測
・材料株やゲーム関連などに短期値幅取り狙いの資金が向かう
■ショートカバーは期待されるが上値追いは慎重か
日経平均は続伸。152.14円高の12838.66円(出来高概算12億4000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国株式相場の下げや、円相場が朝方に1ドル94円10銭辺りまで円が上昇したことが嫌気され、売りが先行した。ただし、寄り付き直後につけた12549.82円を安値に下げ渋る展開となり、為替市場では円高の流れが一服するなか、日経平均はその後プラス圏を回復。売りが先行した輸出関連などに切り返す動きが目立ったほか、先物主導によるインデックスに絡んだ資金が流入し、じりじりと上げ幅を拡大させている。
朝方は原発関連など材料系の銘柄中心の上昇だったが、先物主導の切り返しによって主力処が主導する展開へ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の8割を占めている。セクターでは、買いが先行した電力・ガスは伸び悩む一方、その他製品、ゴム製品、水産農林、食料品、ガラス土石、保険、サービス、情報通信、化学などが強い。半面、不動産の弱い動きが目立つ。
日経平均は続伸となった。先週の下げでトレンドを悪化させていたこともあり、一目均衡表では雲下限レベルで踏ん張りをみせている。一先ず月足ベースの一目均衡表の雲上限や6月SQ値を上回っての推移であり、底堅さが意識されてくるようだと、ショートカバーを交えた一段のリバウンドが見込めよう。
ただし、トレンドを転換させるには材料に欠けるため、18、19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、その後のバーナンキ米FRB議長会見を見極める必要がありそうだ。日経平均をけん引しているソフトバンク<9984>は5日線処での攻防となり、テクニカル・リバウンドの範囲内である。トヨタ<7203>はプラスに転じているが、先週末の陰線吸収にとどまっている。FOMCを控えてショートカバーは期待されるが、上値追いは慎重になりそうだ。
■ドル・円は94円65銭付近、94円台後半では短期筋などのドル売り観測
ドル・円は94円65銭付近で推移。ドル・円は一時94円77銭まで上昇。日経平均株価の上昇が意識されたが、94円台後半では短期筋などのドル売りが観測された。ただし、94円付近にはドル買いオーダーが入っており、ドル・円は94円台前半で下げ渋る可能性があるとみられている。
■今後のポイント
・日経平均株価の上昇→リスク選好的なドル買い・円売り
・94円付近に新規のドル買いオーダー→ドル相場を下支え
12時21分時点のドル・円は94円65銭、ユーロ・円は126円14銭、ポンド・円は148円68銭、豪ドル・円は90円98銭付近で推移。上海総合指数は、2161.59(前日比-0.02)で推移している。
■後場のチェック銘柄
・売り一巡後の日経平均はショートカバー優勢に
・材料株やゲーム関連などに短期値幅取り狙いの資金が向かう
・後場は米FOMC見極めムードが強まる可能性、テーマや材料株物色が継続へ
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
13:00 5月首都圏マンション市場動向(前年比4月:-2.8%)
<海外>
14:30 インド中銀金融政策会合《KO》
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