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(中国)利下げなどの確率、外資の流入減で高まる
記事提供元:フィスコ
*12:10JST (中国)利下げなどの確率、外資の流入減で高まる
中国からリスク資金の撤退や中国への外貨流入の大幅減少などを受け、先週の銀行間の流動性不足が目立っていた。中国人民銀行(中央銀行)が発表した最新データによると、金融機関に占める外貨買取専用資金残高の増加幅は5月に急減し、前月比で77%縮小したという。
こうした状況を受け、年内での利下げや預金準備率の引き下げ観測が再び高まっている。中央財経大学の中国銀行業研究センターは最新リポートで、リスク資金の流出が加速すれば、流動性が一段と不足する可能性があるため、人民銀が預金準備率の引き下げに踏み切る可能性を否定できないと指摘。また、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)もこのほど、流動性不足が解消されない場合、人民銀が再び買いオペを再開する可能性があるとの見方を示したほか、利下げも考えられると指摘した。《ZN》
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