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豊田通商、インドネシア最大の自動車部品メーカーに出資 約93億円
豊田通商は29日、インドネシア最大の企業グループであるアストラグループの自動車部品メーカー、アストラオートパーツ社の発行済み株式4.9%を、同社の親会社であるアストラインターナショナル社から取得することで合意したと発表した。
これは、アストラインターナショナル社が保有するアストラオートパーツ社株式のブックビルディング方式による売り出しに対して入札を行ったもので、投資額は約8,860億ルピア(約93億円)となる見込み。
豊田通商は、これまで日系自動車メーカー・部品メーカーのインドネシア進出、生産拡大に合わせ、原材料・部品の現地調達・加工・物流などのサプライチェーンに加え、土地・工場の賃貸や総務・人事・経理等の事務系業務を支援するテクノパーク事業など、自動車分野において幅広い事業を展開してきた。アストラインターナショナル社及びアストラオートパーツ社とも、日系メーカーとの合弁事業を通じて40年以上に亘り、良好な関係を構築してきた。
アストラオートパーツ社はインドネシア最大の自動車部品メーカーで、自動車部品の鍛・鋳造からプラスチック成型、タイヤ製造、アフターマーケットまで幅広い自動車部品の川上から川下に至るコングロマリットを形成しており、インドネシアにおける日系自動車メーカー・部品メーカーに製品を供給している。
豊田通商は今回の資本参加により、高い成長が見込まれるインドネシアの自動車市場においてアストラオートパーツ社とのパートナーシップをさらに強化し、同国における自動車関連事業のさらなる拡大を目指す。また、豊田通商とアストラインターナショナル社は自動車以外の分野に関してもさらに関係を強化していく。
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