【注目の決算発表】安川電機は安値から急反発、2Q業績上方修正で減益転換率を縮小

2012年7月19日 11:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  安川電機 <6506> は19日、寄り付きの買い気配から50円高の575円まで買い進まれて変わらずを含め9営業日ぶりに急反発、前日ザラ場につけた年初来安値523円からの底上げを鮮明化している。

  前日18日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、減益転換率を縮小することが下げ過ぎ訂正買いを再燃させている。

  2Q累計業績は、期初予想より売り上げを50億円、経常利益を15億円、純利益を10億円それぞれ引き上げ、純利益は、25億円(前年同期比61%減)と減益率を縮める。1Qの主要セグメントの受注は低水準にとどまったが、国内外とも前期第3四半期を底に緩やかに回復傾向を示し、この動向を踏まえて2Q累計業績を上方修正した。

  3月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は、90億円(前期比6%増)と続伸を見込んでいる。

  株価は、今期業績の続伸を予想したが、市場コンセンサスを下回り、さらに円高進行も重なって544円まで急落、いったんは634円までリバウンドしたが、再度、年初来安値まで調整した。PER14倍台の下げ過ぎ訂正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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