プラマテルズ:14日に個人投資家説明会を開催

2012年7月19日 09:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今年でちょうど60周年を迎える

  プラマテルズ <2714> (JQS)は14日、個人投資家説明会を開催し、代表取締役社長井上正博氏による会社概要の説明からスタートした。

  「プラマテルズの前身である日本樹脂が昭和27年3月に設立されてから今年でちょうど60周年を迎えています。日本樹脂からプラマテルズという現在の社名になったのが、10年程前になります。資本金は7億93百万円。2012年3月期連結業績は、売上高577億円、純利益5億31百万円。単体は、売上高408億円、純利益3億76百万円でした。グループ会社は、国内に2社、海外に8社あります。国内には、富士松(大阪府)という会社があり、主に、合成樹脂の製品を取り扱っています。もう1社は、フィルタレン(埼玉県)という会社で、特殊なフィルターを製造しています。一方、海外には、プラマテルズ香港をはじめとして、深セン、上海、合肥出張所、天津、大連、シンガポール、フィリピン、東洋インキコンパウンズベトナムと8社があります。従業員数は、165名です。事業内容は、プラスチック原材料の販売、プラスチック製品の製造・販売、プラスチック関連機器の販売を行っています」と会社の概要を説明した。

■顧客企業の海外展開に合わせ海外の法人を順次設立

  引き続き、これまでのプラマテルズの歩みについて紹介した。

  「創業は60年前ですけれども、2001年10月にジャスダック市場に上場しました。昨年の11月で丁度、上場10周年を迎えました。その間10年、上場前は、国内の仕事がメインでしたけれど、お客様の海外展開に合わせまして、海外の法人を順次設立していったという歴史でございます。2003年は香港、上海、2004年はシンガポール、天津、2006年にベトナムの合弁会社、2009年は深セン、大連、2011年はフィリピンに現地法人を設立しました。それから中国・安徽省の合肥市というところに出張所を設立しました。また、海外だけでなく国内のお客様にも適切なサービスを提供するために、今年の5月に青森県の弘前市に営業所を設けました。財務のハイライトですが、売上高は、リーマン・ショックの影響を受けまして、2010年に471億45百万円まで落ち込みましたが、その後順調に回復し、12年には577億90百万円となっています。大震災の影響を受けて、国内の売上高は減収となりましたが、海外の売上が増加し、カバーしたことで増収となりました。12年3月期の経常利益は8億40百万円でした。純利益は5億31百万円と前年比31百万円増となりましたが、これは、当社が所有している非上場株をオーナーさんが買い戻したいという話がございまして、株式の売却益を計上したことで、増益となりました」。

■プラスチックの長所、短所を紹介

  次に、同社の取り扱うプラスチックについての説明が行われた。

  「プラスチックは、どうやって作られるかと申しますと。基本的には原料である原油から作られています。最近は、植物由来の合成樹脂ということで、トウモロコシとかさとうきびからスタートして、バイオプラスチックというものが作られるようになってきました。しかし、まだまだ主流は、原油をベースに作られています。原油を精製し、ナフサと呼ばれる粗製ガソリンを取り出します。そのナフサを分解しまして、エチレン、プロピレンなどを取り出して、それをまた重合という作業を行うとプラスチックの原料が出来上がります。これを基にペレットと呼ばれるお米のような形状をしたものを生産いたします。次に、プラスチックの特徴を挙げますと、長所としては、電気を通しにくい、錆びない、着色が自由に出来る、複雑な形も簡単に作れる、衛生的、軽い、大量にしかも安く作れるという特徴があります。一方、短所としては、熱に弱い、強度・剛性が低い、表面に傷がつきやすい、ほこりがつきやすい、薬品・溶剤に弱いという点が挙げられますが、現在はこれらの短所を補った色々な樹脂が開発されていまして、自動車のエンジン回りにもたくさん使われています。当社の場合は、主に取扱っているプラスチックは、エンジニアリング系プラスチックです。OA、事務機器、光学機器、精密部品、工業用ファスナー、医療機器などに使われています。その他に、家電、OA、事務機器のハウジング、食器容器、玩具などにスチレン系プラスチックが用いられています。また、家電、医療器具、容器などにはオレフィン系プラスチックが、農ビフィルム、床材、壁紙などの建材には塩化ビニール系プラスチックが使われています」。

■プラマテルズのコア・コンピタンス(他者を圧倒的に上回る能力)を説明

  プラマテルズの特徴と強みに関しては、「プラマテルズはプラスチック専門商社でございまして、唯一の上場企業でございます。プラスチック原料に関する高い専門性、提案力、ネットワーク力を持っています。60年前、日本でまだ合成樹脂が作られていない頃、合成樹脂の黎明期という頃に創業いたしまして、多様な業界のお客様との関係を築き上げ、合成樹脂に関する知識を蓄え、常にお客様の立場に立ち、お客様の戦略的パートナーとして営業の努力を続けてまいりました。我々のコア・コンピタンス(他者を圧倒的に上回る能力)は、最もQCD(クオリティ、コスト、デリバリー)に厳しい日本の優良企業様と継続的に取引するためにプラスチック専門商社として、プラスチック原料に関する高い専門性、提案力とネットワーク力を持っているうえに、顧客とのコミュニケーションを高め、少量多品種即納体制を構築している点であります。日本の代表的な優良企業様との取引を長年担当させていただており、其処には様々な情報が集まり、そしてそれら企業は世界最適生産体制の構築を加速しています。そのスピードに合わせて当社も国内だけでなく海外展開を進めています」と同社の強みを説明した。

■海外の売上高は順調に伸びる

  品目別売上高は、プラスチック原料467億64百万円(80.9%)、プラスチック製品99億68百万円(17.3%)、プラスチック関連機械6億52百万円(1.1%)、プラスチックシート4億3百万円(0.7%)、その他1百万円(0.0%)となっている。

  販売先業界別売上高構成比は、OA・事務機器30.7%、家電・電子18.3%、建材9.3%、医療機器7.3%、自動車6.4%、容器1.9%、玩具・その他26.1%。   国内、海外の過去3年間(10年、11年、12年)の売上高の推移を見ると、国内は、380億52百万円、415億30百万円、409億61百万円となっている。2012年度はタイの洪水の影響で、部品が入ってこないという状況に陥った取引先については、製品が作れないという事態になり、プラスチックの需要も減少し、当社の売上が落ちたという特殊事情もあります。一方の海外は、121億31百万円、149億72百万円、168億29百万円と順調に拡大している。その結果、海外売上高比率は、11年3月期25.5%、12年3月期29.1%と伸長している。大連、上海、香港の子会社の売上も過去3年間拡大している。

■前期に定款を変更し、自社株買いが可能となる

  今期13年3月期連結業績予想は、売上高580億円(前期比0.4%増)、営業利益8億80百万円(同0.4%減)、経常利益8億円(同4.9%減)、純利益5億円(同5.9%減)を見込んでいる。

  17日の株価は、337円で引けている。PER5.42倍、PBR0.46倍、配当利回り4.4%と割負け感が強い。

  同社では、機動的な資本政策を遂行できるよう前期に定款を変更し、自社株買いが可能となっている。また、事業内容を知ってもらえるように、個人投資家説明などのIR活動を積極的に行うことで株価の適正化を図る方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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