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【株式市場を検証】配当落ち分を考慮すると実質的には上昇の形、強基調の地合い継続
【日経平均株価、TOPIXともに反落】
■実質的には上昇の形と解釈
28日は下落した。日経平均株価は前日比72円58銭(0.71%)安の1万182円57銭となり反落した。一方、TOPIXは前日比7.99ポイント(0.92%)安の864.43となり反落した。ただし、いずれも配当落ち分を考慮すると、実質的には上昇の形と解釈できるだろう。前日の米国株式市場の大幅上昇を好感した。
日経平均株価の日中値幅は73円52銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆2486億円となり、前日の1兆4191億円に比べて減少したが41営業日連続で1兆円を上回った。
前日27日の米国株式市場は下落した。ダウ工業株30種平均株価は前日比43ドル90セント(0.33%)安の1万3197ドル73セントと3営業日ぶり反落した。前日の大幅上昇の反動もあって小動きだった。米3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)がやや低調だったため、利益確定売りが優勢になった。
S&P500株価指数は前日比0.28%安と3営業日ぶり反落、ナスダック総合株価指数は前日比0.07%安と3営業日ぶり小幅反落した。米1月S&Pケース・シラー住宅価格指数は前年同月比3.8%下落となり、12月改定値の同4.1%下落(4.0%下落から下方修正)に比べて下落率が鈍化して市場予想とほぼ同水準だった。米3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は70.2となり、2月改定値の71.6(70.8から上方修正)に比べて低下して市場予想もやや下回った。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比101円64銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き240万株の買い越し観測だった。
寄り付き後の日経平均株価は、動意に乏しく、概ね1万100台後半の高値圏でモミ合う展開だった。為替が前日に比べてやや円安水準だったことも支援材料となり、輸出関連の主力株には配当落ち分を埋める銘柄もあった。
午後に入ると、日経平均株価は下落幅をやや縮小縮小する場面もあったが、概ね1万100円台後半でモミ合う展開だった。中国・上海株式市場が下落したが、反応は限定的だった。
東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄457(全体の27%)、値下がり銘柄1116(全体の67%)だった。セクター別には、ガラス・土石、電機、自動車、その他製品が上昇した。一方で、水産・農林、パルプ・紙、医薬品、石油・石炭、商社、銀行、保険、陸運、空運、電気・ガスなどが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車 <7203> 、2位の日立製作所 <6501> 、14位のマツダ <7261> 、15位のソニー <6758> が上昇した。そして18位のクラリオン <6796> の大幅上昇が目立った。シャープ <6753> はストップ高だった。
一方で、3位の三菱UFJFG <8306> 、4位のグリー <3632> 、5位のみずほFG <8411> 、6位の武田薬品 <4502> 、7位の東芝 <6502> 、8位の三井住友FG <8316> 、9位のホンダ <7267> 、10位の日産自動車 <7201> 、11位の三菱商事 <8058> 、12位の三井物産 <8031> 、13位の野村ホールディングス <8604> 、16位のNTTドコモ <9437> 、17位のファナック <6954> 、19位のソフトバンク <9984> 、20位のキヤノン <7751> が下落した。
日経平均株価、TOPIXともに、配当落ち分を考慮すると、実質的には上昇の形であり、強基調の地合いが継続している。
追加金融緩和や企業業績改善に対する期待先行だが、テクニカル面での短期的な過熱感が一旦は解消されたこともあり、日経平均株価は配当落ち分を埋めれば、新たな上昇局面に向かうと想定されるだろう。また3月期末の水準に対する思惑も、当面のポイントになりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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