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【注目の決算発表】アサヒは今度は通期経常利益増額も利益確定売りで急反落
アサヒグループホールディングス <2502> は3日、76円安の1597円と3日ぶりに急反落した。2日大引け後に7月26日に上方修正した今12月期第2四半期(2Q)決算を開示するとともに、今度は通期経常利益の上方修正を発表したが、前日に年初来高値1673円まで買い進まれていただけに利益確定売りが先行した。
2Q業績は、上方修正通りに前年同期比2%減収、48%経常増益、4%純益増益となった。
売り上げは、酒類マーケット全体の低迷や消費者志向の多様化、東日本大震災の影響で伸び悩み、連続減収となったが、コストダウンや広告宣伝費などの経費支出の抑制が寄与して増益率を伸ばし、純利益では税制改正に伴う繰延税金資産の取り崩しがなくなり増益転換した。
12月通期業績は、売り上げ、純利益は期初予想を据え置き、経常利益は30億円引き上げて1150億円(前期比13%増)と見込み、純利益は、570億円(同7%増)と連続の過去最高更新となる。
株価は、大震災発生で年初来安値1298円まで売られ、相次ぐ海外飲料会社買収で1600円台を回復、2Q業績上方修正を追撃材料に高値を更新した。投資採算的には割高だが、売り長で逆日歩のつく信用好需給と綱引きしつつ下値を探る展開が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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