米中間選挙、民主党が南部2州で上院議席を奪取―生活費高騰で共和党に逆風

2026年11月4日 13:37

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記事提供元:International Business Times

米中間選挙のサウスカロライナ州上院選で、共和党のダーリーン・グラハム上院議員が民主党のアニー・アンドリュース氏に敗れた。写真はサウスカロライナ州会議事堂(DXR, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

米中間選挙のサウスカロライナ州上院選で、共和党のダーリーン・グラハム上院議員が民主党のアニー・アンドリュース氏に敗れた。写真はサウスカロライナ州会議事堂(DXR, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)[写真拡大]

 米中間選挙のサウスカロライナ州上院選で、共和党のダーリーン・グラハム上院議員が民主党のアニー・アンドリュース氏に敗れた。共和党は中間選挙で大敗に直面している。

 グラハム氏は、5期目を目指していた兄のリンゼー・グラハム上院議員が今年7月に死去したことで注目を集めた。

 共和党のヘンリー・マクマスター州知事は、兄妹の近しい関係を踏まえ、グラハム氏を後任に任命した。その後、トランプ大統領が同氏を中間選挙の党候補として支持し、投票日前の数週間には同氏のために選挙運動も行った。

 しかし、有権者の多くは投票を前にトランプ氏と共和党に失望していた。大半の世論調査では、生活費が有権者の懸念事項の首位を占めた。

 アンドリュース氏は州内の経済問題に焦点を当て、グラハム氏を兄と同様、サウスカロライナ州民の現実を顧みないワシントンの既得権層の一員だと訴えた。同州から選出される民主党の上院議員は1998年以来となる。

■ノースカロライナ州でも民主党が議席奪取

 民主党は複数の重要議席を奪取し、上院の過半数を奪還する見通しだ。最初に議席を奪取したのは、ノースカロライナ州のロイ・クーパー前州知事で、前共和党全国委員会(RNC)委員長のマイケル・ワトリー氏を破った。

 同州で民主党が上院議席を獲得するのは2008年以来となる。クーパー氏は、引退するトム・ティリス上院議員の後任となる。ティリス氏は再選を目指さないと表明して以降、トランプ大統領への批判を強めていた。

 NBCニュースによると、同州の選挙戦は当初接戦になるとみられていた。しかし選挙戦最後の数週間でクーパー氏が世論調査で確固たるリードを築き、共和党の有力スーパーPAC(特別政治活動委員会)は他の選挙区に注力するため、同州での広告支出を取りやめた。

■生活費とイラン戦争が争点に

 今回の選挙は次第にトランプ政権に対する信任投票の様相を強めた。主にイランとの戦争に起因する物価高が、世論の議論と有権者の関心の中心となった。

 ロイター通信とイプソスが実施した最近の世論調査では、登録有権者の48%が生活費を最重要課題に挙げた。この結果は、経済や生活費が有権者の主要課題だとする他の調査とも一致する。ピュー・リサーチ・センターによると、登録有権者の84%が、経済は投票に当たって「非常に重要」な争点だと回答した。経済を重視する有権者の割合は、2022年の中間選挙前に同センターが実施した調査と比べて5ポイント上昇した。

 さらに、トランプ氏の政権復帰以降に家計が悪化したとの回答は49%に上った。改善したとの回答は13%にとどまり、37%はほぼ変わらないと答えた。

 ロイター通信によると、イランとの戦争も有権者にとって重要な争点となっている。戦争に「その価値があった」との回答は25%にとどまり、55%は「価値がなかった」と答えた。18%はわからないと回答した。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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