イラン、ホルムズ海峡周辺で7隻被害と主張 原油価格は一段高

2026年10月23日 11:06

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記事提供元:International Business Times

原油価格は10月22日、続伸した。(Photo by B-joy Abraham on Unsplash)

原油価格は10月22日、続伸した。(Photo by B-joy Abraham on Unsplash)[写真拡大]

 原油価格は10月22日、続伸した。イランの革命防衛隊海軍が、ペルシャ湾北部とホルムズ海峡西方で計7隻の船舶が攻撃や機雷による被害を受けたと主張し、輸送の安全性への懸念が強まった。

 米東部時間午前8時10分時点で、国際指標の北海ブレント原油先物は前日比2.91%高の1バレル=111.99ドル。米国指標のWTI原油先物は2.46%高の99.54ドルとなった。

 ロイター通信によると、革命防衛隊海軍は、ペルシャ湾北部で石油の積み替えに関与していた4隻が21日に攻撃を受け、炎上したと発表した。さらに、別の3隻がホルムズ海峡西方で機雷に接触したとしている。7隻の被害が確認されれば、2月末の開戦以来、1日当たりとしては最多となる可能性がある。

 原油価格は、ペルシャ湾地域からの石油輸出が戦前の水準を上回るなかでも上昇している。米軍による保護や代替パイプライン、高額な輸送報酬を背景に、タンカーへの攻撃が続くなかでも輸送が維持されている。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が船舶追跡会社クプラーのデータとして報じたところによると、ホルムズ海峡と域内の代替ルートを合わせた石油輸送量は、10月18日までの1週間に日量平均2400万バレル超となった。戦前の平均2330万バレルを上回った。

 一方、ホルムズ海峡経由の輸送量は従来の水準に届いていない。クプラーの暫定集計では、オマーン湾での洋上積み替えを含む輸送量は日量約1400万バレルで、戦前の82%にとどまった。

 地域全体の輸出回復は、輸送ルートや船舶の運用方法が多様化していることを反映する。船舶が深刻な危険にさらされる一方、イランが周辺国の輸出を妨げる余地は小さくなっている。

 サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)のパイプラインは、輸送ルートの転換を支えている。9月には、イラン産を除くペルシャ湾地域からの原油輸出の約40%がホルムズ海峡を迂回した。戦前の比率は17%だった。

 海上では、一部のタンカーが湾内で原油を積み、海峡を通過してオマーン沖で別の船に積み替える往復輸送を担っている。受け取った船が、その後、遠方の市場へ原油を運ぶ。オマーン沿岸では米軍の航空支援が一定の保護を提供しており、タンカーは海峡通過中に位置追跡信号を切ることが多い。

 イランは軍事対応の拡大も警告している。革命防衛隊のホセイン・モヘビ報道官は21日、「ある国がわれわれを攻撃すれば、われわれは反撃するとともに攻勢に出る」と述べた。従来は攻撃への対応を中心とする防御的な軍事方針だったが、今後は非対称戦を重視するとしている。

 協議再開の見通しは不透明だ。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が今月上旬にイランへの攻撃再開を目指したものの、ドナルド・トランプ米大統領が反対したと報じた。ネタニヤフ首相は、この報道について「誤りだ」と否定した。

 FTが事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、イスラエル軍は10月10日を含む週末に攻撃を実施する準備を進めていた。標的には核関連施設のほか、発電所などの民間インフラも含まれていたという。

 ただ、トランプ大統領は11月3日の米中間選挙前に戦闘を再燃させることを望まず、攻撃を承認しなかったと同紙は報じている。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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