米テスラ、Forum Mobilityの電動トラック拠点3カ所で公共Megachargerを運営へ

2026年9月20日 17:54

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記事提供元:Tech Times

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米テスラ(Tesla)は、Forum Mobilityがカリフォルニア州で建設する電動トラック用充電拠点4カ所のうち3カ所で、一般利用可能なMegachargerを運営する。新拠点にはMegawatt Charging System(MCS)とCCSの充電設備が導入され、州内の大型車向け充電能力が合計30MW増える計画だ。

■カリフォルニア州の3拠点で公共充電を運営

Forum Mobilityは2026年9月17日、カリフォルニア州北部と南部に4カ所の電動トラック用充電拠点を新設すると発表した。Teslaはオンタリオの「FM Francis」と、オークランドの「FM Adeline」「FM Coliseum」で公共Megachargerを運営する。

ランチョ・ドミンゲスに建設する4カ所目の「FM Santa Fe」では、フリート事業者が330台超のTesla Semiを利用する計画となっている。Forum Mobilityによると、同拠点の充電設備は契約フリートだけでなく、ほかの商用トラック事業者も利用できる。

各拠点にはMCSとCCSの充電設備を併設し、トレーラーを切り離さずに進入、充電、退出できる通り抜け式レーンを設ける。Forum Mobilityは、MCS充電器により約30分で航続距離を最大約60%回復できるとしている。

Forum Mobilityは、ロングビーチ港で2024年12月から稼働している「FM Harbor」にも、TeslaのMCS対応Megachargerを2基追加した。同拠点は44基のCCS充電ポートと9MWの充電能力を備えている。

■最大1.2MWのMegachargerを導入

Teslaが企業向けに販売するMegachargerは、最大1.2MWの出力に対応する。Teslaによると、Tesla Semiは最大805kmの推定航続距離を持ち、Megachargerを利用した場合、約30分で航続距離を最大60%回復できる。

MCSは、大型電動車両を対象としたメガワット級直流充電の共通仕様である。2026年2月に公表されたIEC TS 63379は、車両側インレットや充電コネクター、ケーブルアセンブリーなどのインターフェースを規定している。

共通仕様の採用は、異なるメーカーの車両と充電設備を接続するための技術的な基盤になる。ただし、Forum Mobilityの各拠点でTesla以外のMCS対応車両がどのような条件でMegachargerを利用できるかは、今回の発表では示されていない。

■第三者拠点への導入を想定した料金体系

Teslaの企業向けプログラムでは、Megachargerの推定購入価格を18万8000ドル(約2952万円、1ドル=157円換算)としている。価格には1.2MWの電力キャビネット1台、充電ポスト2基、関連サービスと輸送費が含まれるが、税金と設置費用は含まれない。

Teslaは、充電によって収益を得る第三者拠点に対し、ネットワーク運営や遠隔診断、利用者サポートなどを含む料金として1kWh当たり0.08ドルを設定している。Forum Mobilityの拠点に同じ条件が適用されるかは公表されていない。

今回の計画では、Forum Mobilityが充電拠点を開発・運営し、そのうち3カ所でTeslaが公共Megachargerの運営を担う。Teslaが自社所有地だけでなく、物流事業者の施設を通じてSemi向け充電網を広げる形となる。

■港湾ドレージの電動化を支える

Forum Mobilityは、大型電動トラック用の共同充電拠点を開発・運営し、運送事業者にClass 8電動トラックや充電サービスを提供している。主な対象は、港湾と鉄道ターミナル、近隣の倉庫などの間でコンテナを運ぶドレージ事業者だ。

ドレージは比較的短く予測しやすい経路を反復して走ることが多いため、決まった拠点で充電する運用を組み立てやすい。Forum Mobilityは、オークランド港やロサンゼルス港、ロングビーチ港につながる貨物輸送地域を中心に拠点を展開している。

FM AdelineにはMCS対応の通り抜け式レーン4本とCCS充電区画4区画、FM ColiseumにはMCS対応の通り抜け式レーン16本を設ける計画だ。両拠点は24時間営業を予定している。

FM Santa FeにはMCS対応の通り抜け式レーン14本とCCS充電ポート6基を設置する計画で、2027年第1四半期の稼働を予定する。Forum Mobilityは同拠点について、特定メーカーの車両だけに限定しない設計としている。

■軽油価格の上昇で電動化の採算性に注目

米エネルギー情報局の調査に基づく2026年9月7日週の米国平均軽油価格は、1ガロン当たり5.967ドルだった。カリフォルニア州では7.764ドルに達し、いずれも過去最高を更新した。

軽油価格の上昇は、電動トラックとディーゼルトラックの運行コストを比較する際の重要な要素となる。一方、実際の総保有コストは走行距離、電力料金、車両価格、充電設備、保守費用、補助制度などによって変わるため、事業者ごとの運行条件に基づく判断が必要になる。

カリフォルニア州では、Advanced Clean Fleets規則のうち、民間の高優先度フリートとドレージフリートに対する要件が2026年9月10日付で廃止された。州・地方自治体の公用フリートに関する規定などは引き続き残っており、電動トラックの導入を支える助成制度や港湾側の取り組みも継続している。

■パートナー拠点を通じて充電網を拡大

Forum Mobilityの計画は、公共利用が可能な大型電動トラック向け高出力充電設備を、主要な港湾・物流回廊の近くに増やすものだ。フリート事業者は専用の充電拠点を自前で建設しなくても、共同利用型の施設を運行計画に組み込めるようになる。

Forum Mobilityは、インランド・エンパイアやセントラルバレーのほか、ラスベガス、フェニックス、ヒューストン、ダラス、シアトル・タコマ地域、シカゴでも充電拠点を計画している。カリフォルニア州の新拠点には、州政府や地域機関、電力会社による資金も活用される。

Teslaが運営する公共Megachargerと、Forum Mobilityが提供する共同利用型の充電拠点を組み合わせることで、Tesla Semiを含む大型電動トラックの運行を支えるインフラが拡大する。今後の焦点は、各拠点の開設時期に加え、Tesla以外のMCS対応車両に対する利用条件や充電料金がどのように設定されるかとなる。

元記事: Tesla Megachargers Go Public at Forum Mobility Depots as Semi Charging Network Scales

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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