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三洋化成が『エルシコールA77』発表、環境規制対応と高消火性能を両立
■水成膜泡消火薬剤の更新需要に応える
三洋化成工業<4471>(東証プライム)は、PFOS、PFOA、PFHxSなどストックホルム条約および化審法で規制されるPFASを使用しない水成膜泡消火薬剤『エルシコールRA77』を開発したと発表した。規制対象PFASを排除しつつ、国際的な消火性能基準である「ICAO Level B」に適合する高い消火信頼性を確保した点が特徴であり、従来薬剤の更新需要が高まる市場に向けた新たな選択肢となる。
水成膜泡消火薬剤(AFFF)は、燃料表面に水成膜を形成し、泡被覆と併せて可燃性蒸気の発生を抑えることで迅速な初期消火と再燃防止を行う仕組みである。従来はPFOSやPFOAなど一部PFASが極めて低い表面張力と優れた流動性により高い消火性能を支えてきた。しかし近年、規制強化や原料供給環境の変化により、従来薬剤の代替確保が業界全体の課題となっている。空港や危険物施設では水成膜泡消火薬剤を前提とした設備基準が採用されており、完全PFASフリー方式への移行が容易でないケースも多い。
こうした状況を踏まえ、同社は界面活性剤技術の知見を活かし、規制対象外のフッ素化合物を厳選して使用することで、規制対象PFAS不使用と高い水成膜形成能を両立した『エルシコールRA77』を開発した。ICAO Level Bの適合試験をクリアし、航空燃料火災を想定した過酷な条件下でも高い初期消火性能と再燃防止性能を発揮する。既存の化学消防車、フォームチャンバー、フォームウォータースプリンクラーなどの設備でそのまま使用でき、更新時の改修負担やコスト削減にも寄与する。
同社は今後、従来型薬剤の更新・切り替えを迫られる全国の空港、ヘリポート、石油コンビナート、危険物取扱施設、立体駐車場、大型物流倉庫などに向けて供給を順次開始する。開発・性能評価には深田工業および第一化成産業の協力を得ており、三洋化成工業は界面制御技術を基盤に、防災・安全技術の高度化と持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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