セールスフォースがスラックを買収 買収額は約2兆8900億円

2020年12月3日 09:08

印刷

記事提供元:スラド

少し前から噂の出ていた顧客関係管理(CRM)大手の米Salesforceが、Slack Technologiesを買収したことが正式に発表された(SalesforceCNN日経新聞Bloomberg)。

Salesforceの第3四半期の決算に合わせた形での発表となった。買収額は277億ドル(約2兆8900億円)で、今年の買収劇ではAMDのXilinx買収に続く大型買収となる。日経新聞によれば12月1日時点のSlackの時価評価総額250億ドルを約1割上回る価格だという。現金に加えSlack側はSlack1株あたりSalesforceの株式0.776株を受け取る株式交換により買収が行われるという。手続きは2021年7月末までに行われる予定。

買収の背景には、両社は共通の敵であるMicrosoftの存在があったという。SalesforceはMicrosoftに対抗するために必要なチャットツールを持っていなかったことが今回の買収につながったと見られている(CNETTechCrunchクラウドWatch)。

 スラドのコメントを読む | ビジネス | ニュース | お金

 関連ストーリー:
SNK、サウジアラビア皇太子が買収か 2020年11月27日
米商務省曰く、大統領令に基づくTikTokへの措置は新たな法的判断が出るまで発効しない 2020年11月15日
AMD、ザイリンクスを買収。買収額は3兆6000億円 2020年10月28日
SKハイニックス、インテルのSSDやNAND関連事業を買収へ。分割購入で買収完了は2025年を予定 2020年10月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事