RPAテクノロジーズとAMBITION、不動産業界向けRPA・AIツール提供の新会社

2019年7月21日 07:41

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 RPAテクノロジーズとAMBITIONは19日、不動産管理・仲介業者向けにRPAを活用したソリューションや、AIを活用した広告出稿最適化ツールなどを販売する新会社、「Re-Tech RaaS(リテックラース)」を設立すると発表した。

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 国内企業の多くで人材の確保が経営課題となるなど、人材不足は深刻化しており、労働集約型の業界である不動産業界も例外ではない。また昨今の国内企業の状況を受け、経済産業省や中小企業庁ではガイドラインを示すなど、労働力の確保に向け、政府も政策を進めている。そんな中、AIの活用による業務の省力化やRPAを活用した業務の代行など、ITの活用が注目を集めている。

 これらの背景を受け、RPAテクノロジーズとAMBITIONは、不動産業界の「働き方改革」を支援する新会社「Re-Tech RaaS」を設立する。RPAテクノロジーズは、RPAの導入やコンサルティングにおいて豊富な実績を持つIT企業だ。また、都心でデザイナーズマンションの賃貸管理業務などを手掛けるAMBITION は、不動産業務のノウハウを持つ。

 新会社では、RPAテクノロジーズのITの知見とコンサルティング力、AMBITION の不動産業務ノウハウを融合し、不動産管理会社と不動産仲介業者向けに、人とロボットが融合したソリューションを提供する。

 Re-Tech RaaSが最初に提供するソリューションは2つだ。1つ目は「不動産管理会社向けのパッケージロボット」。解約処理、原状回復処理、催促、督促など、不動産業務に対応した業務をRPAが実行する。

 2つ目は「反響倍増くん」だ。ホームページに掲載した情報に対する問い合わせ反響の予測、ホームページへの物件情報の自動登録を行う。これまで掲載者の経験と勘により選定されていた掲載物件だが、AIを活用することで属人化をなくし、効果を最大限にする。

 RPAテクノロジーズとAMBITIONは新会社を通じて不動産業界の業務効率化、そして労働生産性の向上を目指して今後もサービスの提供範囲を拡大する予定だ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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