ブイキューブ、ウェアラブル端末で遠隔作業を支援 建設現場などに

2018年7月16日 06:50

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WCc本体と装着例(写真: ブイキューブ発表資料より)

WCc本体と装着例(写真: ブイキューブ発表資料より)[写真拡大]

  • WCc用ハードボタンコントローラーと共通画面に書き込みは行われているイメージ(写真: ブイキューブ発表資料より)
  • 写真添付:WCcカメラと外付けカメラの画像(写真: ブイキューブ発表資料より)

 ブイキューブは、インフラ・建設業などの現場での働き方改革を支援するため、コニカミノルタが開発したメガネ型ウェアラブル端末「WCc(Wearable Communicator、ウェアラブルコミュニケーター)」に、同社開発の遠隔作業支援ソリューション「Smart Eye Sync(スマートアイシンク)」を搭載して17日より販売すると発表した。

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 Smart Eye Sync搭載のWCcは、インフラや建設、製造業・物流業における現場改革で使用される従来のメガネ型ウェアラブル端末で課題になっていた装着感や運用の手間を解決したもので次のような特徴がある。

●安全に使える装着性

 開発したウェアラブル端末(以下「端末」)は、35gと一般的な眼鏡と同等の重さのため、余計な疲労なく装着でき、広い画角も確保されていることから、装着前と変わらない作業が可能となっている。また、ヘルメットとの併用も可能で、保護ゴーグルの上からも装着ができる。端末のコントロールには端末とは別ユニットとしたハードボタンが採用されているため、手袋をしたままでも安全に操作ができる。

●簡単に使える操作性 

 端末では、遠隔作業支援に必須のコミュニケーションなどの機能が簡単に操作できる。たとえば、本部からの呼び出しには、ハードボタンを押すだけで通信が開始され、現場のスタッフはメガネ型ウェアラブル端末を操作する必要はない。端末から送信された現場の映像を本部側で録画や静止画撮影したり、画面に書き込みを加えて、その場で多拠点に共有することもできる。
 

●遠隔操作でWCc搭載カメラをズームと担当者目線に切り替え可能

 端末では搭載されたカメラと外付けカメラを本部から自由に切り替え確認できる。そのため、現場のスタッフが被写体に近づかなくても、ファイバースコープなどの外付けカメラのズーム映像で詳細の映像確認が可能となっている。

 なお、ブイキューブでは、デモ、実験利用を同社ホームページなどから受け付けている。

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