東京ガスネットワーク、日本ガス協会技術賞を2件受賞

プレスリリース発表元企業:東京ガス株式会社

配信日時: 2026-11-05 15:00:00

~ガス漏えいの本修理工法を開発/他工事巡回業務で年間約6.6万時間の削減を実現~



 東京ガスネットワーク株式会社(社長:棚澤 聡、以下「東京ガスネットワーク」)は、株式会社ニシヤマと連携した「ねじ接合部からの漏えいに対する本修理工法「ReTOS工法」の開発」および、東京ガスiネット株式会社と連携した「ガス管損傷危険度点数化と層別管理の導入による他工事巡回業務の効率化」の2件について、一般社団法人日本ガス協会主催「2026年度 技術賞*1」を受賞しました。

■受賞件名:「ねじ接合部からの漏えいに対する本修理工法「ReTOS工法」の開発」
 「ReTOS工法」は、ガス管のねじ接合部からの漏えいを、専用の型枠と樹脂を用いて外面から簡便かつ短時間で本修理できる技術です。
 東京ガスネットワークの供給エリアでは、お客さまの敷地内にある低圧ガス管のねじ接合部からの漏えいが高い割合を占めています。こうした漏えいの修理に当たっては、施工環境や作業者の技量の影響を受けにくく、安定した品質を確保できる工法が求められていました。
 そこで、専用の型枠をねじ接合部に取り付け、樹脂を充填して修理する「ReTOS工法」を開発し、2025年7月より導入を開始しました。施工箇所の外面から本修理が可能で、作業の簡便化と施工品質の安定化を図れる点が特長です。開発にあたっては、施工性と品質を両立するため、20種類以上のサンプルを評価し、要求性能を見たす樹脂を選定し、専用の二液硬化型樹脂「ReTOS樹脂」を製作しました。樹脂は、カートリッジからミキシングノズルを通じて専用型枠に充填する方式とし、型枠の材質や形状も最適化しました。これらの工夫による施工の簡便性と品質の安定性が評価されました。
 今後は、追加開発によって適用範囲の拡大を進め、より幅広い修理場面での活用可能な工法へと発展させていきます。
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■受賞件名:「ガス管損傷危険度点数化と層別管理の導入による他工事巡回業務の効率化」
 道路工事や水道工事等、ガス管以外の工事(他工事)によるガス管損傷を防ぐため、東京ガスネットワークは工事現場の巡回・安全指導*2を行っています。
 従来は、巡回の優先順位付けが担当者の経験に依存し、現場ごとのリスクが可視化されていないことから、効率的な巡回体制の構築が課題となっていました。
 この課題に対し、事故発生時の影響の大きさを示す「インパクト」と、現場の状況に基づく「現場点数」を掛け合わせた、ガス管損傷の「危険度点数」という指標を構築しました。「インパクト」は、ガスの圧力や現場環境などのデータを基に算出し、「現場点数」は、ベテラン社員への繰り返しのヒアリングによって得たノウハウを、AIによる分析を経て数値化しています。これにより、現場ごとの危険度を共通の指標で把握できるようにしました。
 さらに、危険度点数に応じて現場を分類し、あらかじめ定めた基準点以上の現場を巡回対象とする「層別管理」を導入しました。この仕組みを他工事管理業務の支援システム「Mercury」*3に実装し、巡回の優先順位を判断できるようにしました。
 その結果、他工事損傷指数*4の改善による保安の高度化を図りながら、2018年度比で年間66,000時間(巡回員約200名、1人当たり年間約330時間)の業務時間削減を達成しました。
 今後は、AIの更なる活用により、移動ルートや人員配置の自動化を進めるとともに、他インフラ業界への展開も図っていきます。
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[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/21766/1517/21766-1517-5fbf1b0878bfa58bc764681a07a23381-957x557.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




*1:「2026年度技術大賞・技術賞」の詳細はこちら
*2:ガス工事以外の工事現場を巡回し、ガス管の損傷を防ぐためにガス管の場所や安全な掘り方等を指導する業務
*3:詳細はこちら
*4:他工事損傷件数÷他工事に関わるガス管の延長にて算出する指標
                                            以上

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