アジーナス、「ESMO GI 2026」で活動性肝転移を伴わない難治性MSS転移性大腸がんにおける3年時点の全生存率33%を示す画期的なBOT+BALデータを発表

プレスリリース発表元企業:Agenus Inc.

配信日時: 2026-07-07 23:04:00

アジーナス、「ESMO GI 2026」で活動性肝転移を伴わない難治性MSS転移性大腸がんにおける3年時点の全生存率33%を示す画期的なBOT+BALデータを発表

患者登録が完了した123例の第1b相コホートで、全生存期間中央値21.2か月、3年時点の全生存率33%、および2年を超える時点での生存曲線のプラトーを示す
持続的な長期生存が報告されることはまれな、前治療歴の多い患者集団で示されたデータ
最終追跡時点で患者の17%が生存し、全身抗がん療法を一切受けていない状態
安全性の長期追跡で、新たな安全性シグナルおよび治療関連死は認められず、免疫介在性下痢/大腸炎は98%で消失


(マサチューセッツ州レキシントン)- (ビジネスワイヤ) -- 免疫腫瘍学のイノベーションをリードするアジーナス(Agenus Inc.)(Nasdaq:AGEN)は、活動性肝転移を伴わない難治性マイクロサテライト安定性(MSS)転移性大腸がん(mCRC)患者を対象に、Fc強化型の多機能抗CTLA-4抗体であるボテンシリマブ(BOT)と抗PD-1抗体であるバルスチリマブ(BAL)の併用を評価する、患者登録が完了した第1b相C-800-01コホートから得られた3年ランドマークデータを発表しました。本データは、ドイツ・ミュンヘンで開催された欧州臨床腫瘍消化器癌会議2026(European Society for Medical Oncology Gastrointestinal Cancers(ESMO GI)Congress 2026)で、7月2日に発表されました。

BOT+BALは、従来の免疫チェックポイント阻害薬によるベネフィットがこれまで限定的であり、標準療法で病勢進行した後には持続的な効果をもたらす治療選択肢が少ない、前治療歴の多い患者集団において、臨床的に意義のある長期生存を示しました。追跡期間の延長に伴い、全生存期間中央値は21.2か月、3年時点の全生存率は33%となり、Kaplan-Meier曲線は2年以降にプラトーを示しました。

活動性肝転移を伴わない難治性MSS mCRCにおいて、利用可能な後方ライン標準治療では、関連解析で全生存期間中央値がおよそ10~14か月と報告されてきました。これは、より長期のランドマーク時点まで生存している患者が従来少なく、主要試験では一般に、十分に追跡された36か月時点の全生存アウトカムではなく、生存期間中央値に焦点が置かれてきた治療環境を反映しています。iこうした背景において、生存プロファイル、2年以降の生存曲線のプラトー、および生存し、全身抗がん療法を受けていない患者の割合は、患者登録が完了した123例の第1b相コホートにおいてBOT+BALで認められたベネフィットの持続性を裏付けています。

本データは、ダナ・ファーバー癌研究所(Dana-Farber Cancer Institute)のベンジャミン・L・シュレクター(Benjamin L. Schlechter)医師がESMO GI 2025で発表した2年時点の全生存結果を踏まえたものであり、同一コホートでさらに1年間追跡した結果を反映しています。追跡期間の延長に伴い、今回のデータセットには26例の確定奏効が含まれています。奏効期間中央値は未到達であり、最終追跡時点で21例(17%)が生存し、全身抗がん療法を一切受けていない状態でした。このうち13例は奏効例でした。

「これらの3年時点のデータは、難治性MSS大腸がんでは通常期待されないベネフィットのパターンを示しているため重要です」と、ダナ・ファーバー癌研究所(Dana-Farber Cancer Institute)の本試験の発表者であるベンジャミン・L・シュレクター(Benjamin L. Schlechter)医師は述べました。「対象となった患者は複数ラインの前治療を受けており、残された治療選択肢はほとんどありませんでした。治療後も一部の患者が生存し、全身抗がん療法を受けていない状態を維持していることは、これらの結果の臨床的意義と、この治療環境において免疫療法で達成し得る成果への期待をボテンシリマブとバルスチリマブの併用が変える可能性を示しています。」

「BOT+BALは、単なるチェックポイント阻害薬の併用療法ではありません。従来の免疫療法ではアプローチが困難だった腫瘍において、抗腫瘍免疫を活性化するよう設計されています」と、アジーナスのチーフ・メディカル・オフィサーであるスティーブン・オデイ医学博士は述べました。「追跡期間の延長に伴い、差別化された免疫療法レジメンとなる可能性を示す重要な要素、すなわち長期生存、持続的な奏効、無治療期間、管理可能な安全性プロファイルが認められています。これらの知見は、BATTMAN試験およびMSS大腸がんにおける当社のより広範な開発戦略の基盤を強化するものです。」

第1b相(NCT03860272)コホートには、活動性肝転移を伴わないMSS mCRC患者123例が含まれていました。前治療ライン数は中央値は3ラインであり、67%が3ライン以上の前治療を受けていました。また、15%が抗CTLA-4療法の併用の有無を問わず前治療として抗PD-1/PD-L1療法を受けており、30%がレゴラフェニブ、ベバシズマブ併用または非併用のトリフルリジン・チピラシル、またはフルキンチニブによる後方ライン治療を少なくとも1レジメン受けていました。

主な有効性結果:

全生存期間の中央値:21.2か月、24か月および36か月時点の全生存率はそれぞれ41%および33%確定客観的奏効率:21%(完全奏効3例、部分奏効23例を含む)奏効期間中央値:未到達、奏効期間は1.9か月から37.4か月以上病勢コントロール率:6週時点で69%臨床的ベネフィット率:24週時点で28%腫瘍縮小:患者の40%超で認められた無治療生存期間:21例(17%)が生存し、全身抗がん療法を一切受けていない状態であり、うち13例は奏効例で、一部の患者では、2年超にわたり後続療法の開始も死亡も認められなかった前治療として、レゴラフェニブ、トリフルリジン/チピラシル(ベバシズマブ併用または非併用)、またはフルキンチニブによる治療レジメンを少なくとも1つ受けた、後方ライン治療薬の投与歴を有する37例を対象とした事後解析サブグループにおいて、BOT+BALは確定客観的奏効率22%、全生存期間中央値16.2か月、3年時点の全生存率30%を示しました。このサブグループでは、奏効期間中央値は16.6か月、病勢コントロール率は70%、24週時点の臨床的ベネフィット率は27%でした。

安全性の結果

長期追跡において、新たな安全性シグナルは認められず、治療関連死も認められませんでした。免疫介在性下痢/大腸炎は、発現した患者の98%で回復し、発現から回復までの期間の中央値は14日でした。

治療関連の免疫介在性下痢/大腸炎は、最も多く認められた免疫介在性有害事象でした(42%、グレード3以上は15%)。第3相試験で選択されたBOT 1 mg/kg+BALレジメンは、BOT 2 mg/kgレジメンと比べて免疫介在性下痢/大腸炎の発現率が低く(27%、グレード3以上は10%)、忍容性の改善を示しました。

成熟した有効性データ、無治療生存期間、および長期追跡に基づく安全性所見を総合すると、MSS mCRCにおけるBOT+BALの継続的な評価が支持され、難治性MSS/ミスマッチ修復機能正常(pMMR)の転移性大腸がんを対象にBOT+BALを評価する、進行中の無作為化第3相BATTMAN試験の根拠となります。

発表詳細

抄録タイトル:活動性肝転移を伴わないマイクロサテライト安定性(MSS)転移性大腸がんにおけるボテンシリマブ+バルスチリマブ:長期追跡および3年生存
発表者:ベンジャミン・L・シュレクター(Benjamin L. Schlechter)医師、ダナ・ファーバー癌研究所(Dana-Farber Cancer Institute)、米国マサチューセッツ州ボストン
最終演題番号:91P
学会:European Society for Medical Oncology Gastrointestinal Cancers Congress 2026(欧州臨床腫瘍学会消化器がん会議2026)
開催地:ESMO GI 2026、ドイツ・ミュンヘン
ポスターの入手先:ポスターはアジーナスのパブリケーションページで閲覧可能です。

「C-800-01」試験(NCT03860272)について

C-800-01は、進行固形がん患者を対象に、ボテンシリマブ単剤またはボテンシリマブとバルスチリマブの併用を評価する、ヒト初回投与の第1b相臨床試験です。活動性肝転移を伴わないMSS mCRCコホートには、6週間ごとにBOT 1 mg/kgまたは2 mg/kgを投与され、さらに2週間ごとにBAL 3 mg/kgを投与された患者123例が登録されました。主要評価項目は安全性および忍容性でした。副次評価項目には、客観的奏効率、奏効期間、病勢コントロール率、無増悪生存期間が含まれました。探索的評価項目には、全生存期間および臨床的ベネフィット率が含まれました。

アジーナスについて

アジーナスは、免疫学的治療薬の包括的なパイプラインを有し、がんを標的とする免疫腫瘍学分野のリーディングカンパニーです。同社は1994年に設立され、抗体治療薬、養子細胞療法(MiNK Therapeuticsを通じて)およびアジュバントから成る幅広い治療手段を活用した併用アプローチにより、がん免疫療法の恩恵を受ける患者集団の拡大を使命としています。アジーナスは、商業規模および臨床用のcGMP製造施設、研究・創薬、ならびにグローバルな臨床オペレーション基盤にわたる、強固なエンドツーエンドの開発能力を有しています。同社は、米国マサチューセッツ州レキシントンに本社を構えています。詳細については、 www.agenusbio.com または@agenus_bioをご覧ください。投資家にとって重要となり得る情報は、当社のウェブサイトおよびソーシャルメディアチャンネルに随時掲載されます。

ボテンシリマブ(BOT)について

ボテンシリマブ(BOT)は、自然免疫および適応免疫の両方による抗腫瘍免疫応答を強化するよう設計された、ヒトFc強化型の多機能抗CTLA-4阻害抗体です。その新しい設計は、作用機序を応用することで、標準治療に対する反応が一般的に乏しく、従来のPD-1/CTLA-4療法や治験薬に耐性を示す「コールド」腫瘍にも免疫療法の効果を拡張します。ボテンシリマブは、T細胞の初期活性化および活性化、腫瘍内制御性T細胞の抑制、骨髄系細胞の活性化、長期的な免疫記憶応答の誘導を通じて、幅広い腫瘍タイプにおける免疫応答を増強します。

第1相および第2相の臨床試験において、約1,300例にボテンシリマブおよび/またはバルスチリマブが投与されています。ボテンシリマブは、単剤、またはアジーナスが開発中のPD-1抗体であるバルスチリマブとの併用により、9種類の転移性がんの後方ライン治療で臨床的奏効を示しています。ボテンシリマブの試験に関する詳細については、www.clinicaltrials.govをご覧ください。

バルスチリマブ(BAL)について

バルスチリマブは、新規性のある完全ヒト型モノクローナル免疫グロブリンG4(IgG4)であり、PD-1(プログラム細胞死タンパク質1)がそのリガンドであるPD-L1およびPD-L2と結合するのを阻害するよう設計されています。これまでに900人以上の患者で評価されており、複数の腫瘍タイプにおいて臨床的有効性と良好な忍容性プロファイルが示されています。

将来予想に関する記述

本プレスリリースには、米国連邦証券法のセーフハーバー条項に基づく将来予想に関する記述が含まれています。これには、当社のボテンシリマブおよびバルスチリマブのプログラム、想定される規制上のスケジュールおよび申請に関する記述、ならびに「可能性がある」「考えている」「見込む」「予想する」「期待する」「意図する」「計画する」「予測する」「推定する」「予定である」「確立する」「可能性」「優位性」「最高水準」などの語句および類似表現を含むその他の記述が含まれます。これらの語句および類似表現は、将来予想に関する記述を識別することを意図したものです。これらの将来予想に関する記述には、実際の結果が大きく異なる原因となる可能性のあるリスクおよび不確実性が伴います。これらのリスクおよび不確実性には、2025年版の最新の年次報告書(Form 10-K)の「リスク要因」セクション、およびその後に米国証券取引委員会(SEC)に提出された四半期報告書(Form 10-Q)に記載された要因などが含まれます。アジーナスは、投資家に対し、本プレスリリースに含まれる将来予想に関する記述に過度に依拠しないよう注意を促します。これらの記述は、本プレスリリース発表日時点のものにすぎず、アジーナスは、法令により義務付けられる場合を除き、これらの記述を更新または修正する義務を負いません。すべての将来予想に関する記述は、本注意事項によりその全体にわたって明示的に制限されます。

Referencesi Available later-line standards include regorafenib, trifluridine/tipiracil with or without bevacizumab, and fruquintinib in refractory metastatic colorectal cancer, including analyses in patients without active liver metastases (Ref 1-3).1. Garcia-Carbonero R, et al. Presented at ESMO 2024. Poster #520P;2. Tabernero J, et al. Presented at ASCO 2024. Poster #3584;3. Cohen R, et al. Eur J Cancer. 2024;207:114160.本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。



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