東電物流、MujinRCPを導入
配信日時: 2026-06-04 08:00:00
フィジカルAIで電力インフラ物流を支える多品種資機材のケースピッキングを自動化
総合オートメーションテクノロジー企業の株式会社Mujin Japan(以下、Mujin)は、東電物流株式会社様(以下、東電物流)の中央支社(東京都大田区)においてNX商事株式会社様の下、フィジカルAIを活用したロボットケースピッキング自動化ソリューション「MujinRCP※」を稼働しました。
本システムでは、統合型オートメーションプラットフォーム「MujinOS」がアームロボットと17台のAGVを制御し、電力設備工事に使用される多品種資機材のケースピッキング作業を自動化しました。電力インフラを支える物流は、誤出荷や遅延が社会インフラ維持に影響する重要な領域です。今回の取り組みは、フィジカルAIで「ライフライン・ロジスティクス」を高度化する先進事例です。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43510/35/43510-35-7671daf7b9c0a3e1d52e74f55281de1e-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※MujinRCP(Robotics Case Picking):Mujinが提供するロボットケースピッキング自動化ソリューション。混載積み付け計算やAGVによる順立て供給、3Dビジョン認識、ロボット動作計画、積み付け実行までをMujinOSで制御し、ケースピッキングの一連作業を自動化
導入の背景:東電物流が解決したい課題
電力インフラの維持・保守に使われる資機材は、品種、形状、重量が多岐にわたります。東電物流の現場では、こうした多品種の資機材を出荷オーダー毎に正確にピッキングする必要があり、従来の有人作業には次の課題がありました。人手に依存した重筋作業:形状や重量が多岐にわたるケース品を出荷オーダー毎にピッキングする必要があり、人手による重筋作業に依存していました。
出荷作業の属人化:取扱資材の多さに加え、同一品目でもメーカーによって梱包サイズや荷姿が異なり、誤出荷を防止するため専門知識を有する担当を配置しておりました。これにより担当不在となった場合の業務品質低下リスクがありました。
誤出荷を防ぐための検品負荷:社会インフラを支える物流として高い出荷精度が求められるため、入念な検品作業が必要となり、作業負荷の増大につながっていました。
導入システムの特長: MujinRCPによる次世代ケースピッキング自動化
1. フィジカルAIで多品種ケースピッキングを自動化サイズ・形状・重量が異なる多品種ケースを3Dビジョンで認識し、独自のフィジカルAI技術(MujinMI)で、ロボットが自律的にパレタイズ(積み付け)を実行します。従来、自動化が難しく人手に依存しやすかった多品種小口のピッキング・積み付け作業を、安定的に自動化します。
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2. 固定設備に頼らない導入のしやすさ
従来、多品種ケースピッキングの自動化には、自動倉庫や専用設備など、大規模な固定設備が必要でした。MujinRCPは、アームロボットとAGV、パレットストッカーをMujinOSで連携し、パレット保管、積み付け計算、順立て供給、ピッキングを一体で制御します。既存の倉庫や基幹システム(WMS)を活かしながら、限られたスペースにも導入が可能です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43510/35/43510-35-8b7072afc7c9164fb20b009f17f3fb48-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3. 物流DXで検品作業・誤出荷リスクを削減
デジタルツイン上で設備の稼働状況を可視化し、作業進捗、在庫情報、出荷実績などを一元管理します。作業者の確認や目視検品に依存していた工程をシステム上で管理することで、検品作業や誤出荷リスクを削減。さらに、作業実績や設備稼働データを蓄積し、現場のボトルネック把握や継続的な運用改善につなげます。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43510/35/43510-35-e6149eb9a0206ad8b600f857e5533834-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
導入効果:労働力不足時代に対応する物流BCPの強化
本取り組みにより、以下の導入効果が生まれています。- ケース品取扱量比:90%自動化(中央支社)
- ピッキング作業人員:4人 → 1人
- 対象工程の出荷検品作業:ゼロ化
- 安全性の向上:人車分離と自動化により、労災リスクや身体的負担を低減
- 倉庫運営の高度化:電力インフラを支える安定供給体制と、多様な出荷ニーズへの対応力を強化
- 作業・在庫・出荷実績の一元管理:現場状況を可視化し、継続的な運用改善に活用
東電物流は、ケースピッキングから出荷検品までの工程を自動化することで、限られた人員でも高精度な出荷を継続できる体制を構築しました。
これにより、労働力不足が進む中でも、出荷能力と品質を維持・向上しながら、現場負荷や運用コストを抑制。社会インフラを支える物流現場において、安定した出荷を継続するための物流BCP強化につながっています。
今後の展望:固定設備から柔軟な物流自動化へ
従来、多品種ケースの自動化には、自動倉庫や専用機などの大型固定設備が必要でした。しかし、物量や品目、出荷先が日々変化し続ける物流現場では、設備に現場を合わせる自動化には限界があります。MujinRCPは、アームロボットやAGVといった汎用機を一体で制御し、現場に合わせた導入と柔軟な自動化を実現します。Mujinは今後も、社会インフラ物流や多品種小口物流など、従来は自動化が難しかった領域にMujinRCPを展開し、物流現場の省人化・高精度化・デジタル化を推進してまいります。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=SMPin1JuTM0 ]
・AGVについて
・MujinOSについて
【各企業概要】
東電物流株式会社(運用主体)
設立:1977年
代表取締役社長:石川 文彦 様
ウェブサイト:https://www.tepco-logistics.co.jp/
電力資機材の調達・保管・輸送・販売までを一体で担い、電力インフラを支える物流企業です。物流と調達機能を兼ね備えた「物流商社」として、安定供給を支える事業を展開しています。
NX商事株式会社 (商社)
創立:1964年
代表取締役社長:青木 進 様
ウェブサイト:https://www.nx-shoji.com/
NXグループの中核を担う商社として、物流・調達・エネルギー・不動産など多様な事業を展開しています。 商社機能と物流・インフラ領域の知見を組み合わせ、サプライチェーン全体にわたる課題解決を担っています。
株式会社Mujin Japan (自動化システム提供)
事業開始:2024年
取締役CEO:荒瀬 勇
ウェブサイト:https://www.mujin.co.jp/
Mujinは、統合型オートメーションプラットフォーム「MujinOS」を中核に、自動化の構想、設計、立ち上げ、運用までを一貫して支援し、産業現場の課題解決とサプライチェーン全体の最適化を実現する総合オートメーションテクノロジー企業です。
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