此元和津也氏が第44回(2025年度)向田邦子賞に決定!

プレスリリース発表元企業:株式会社東京ニュース通信社

配信日時: 2026-04-21 17:00:30

第44回(2025年度)向田邦子賞



向田邦子賞委員会と株式会社東京ニュース通信社が主催する、優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞の第44回選考会が4月21日(火)に東京都内で行われ、此元和津也(このもと かづや)氏の受賞が決定いたしました。受賞作は、「シナントロープ」(2025年10月6日~12月22日/テレビ東京)です。
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此元和津也氏(C)東京ニュース通信社

授賞理由は、「深夜営業でありながら、入り口は広く明るく、メニュー豊富なアイデア料理の店のような作品である。人と人が話す、それだけでドミノが倒れるように物語が飛躍していく様は言葉の活劇であり、会話劇の理想であった。愚かなはみ出し者たちを同じ目線で、その魅力をまるごと引き受けて描いていく筆致は向田邦子賞に相応しく、ここに賞する。」というものです。

受賞者には本賞の特製万年筆および副賞の賞金が授与されます。
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向田邦子賞(C)東京ニュース通信社

<選考委員コメント>
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選考委員・大森寿美男氏(C)東京ニュース通信社

■大森寿美男氏(第19回受賞者)
とても個性的で不思議な作品でした。セリフや先の読めないストーリーも面白いんですけど、それだけではなく、不器用だけども妙に真面目な、現代を浮遊するような若者たちの空気感が醸し出されていて、その青春群像劇にミステリー要素もあって、ノアールのような雰囲気もある。いろんなものが詰まっていて渋滞している作品なんですけど、それが見事に独自の世界観でまとめられているという。その志もレベルもすごく高い作品だし、作家だと思いました。心からこの賞を贈りたいです。

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選考委員・大森美香氏(C)東京ニュース通信社

■大森美香氏(第23回受賞者)
オンエアのときから次週がどうなるんだろうと楽しみに拝見しておりました。実際にこの選考の時に脚本を読ませていただいて、その緻密な様子や登場人物一人一人の個性に奥行きがあって、一人一人が魅力的に浮き上がってきて、これを読んで役者さんたちもインスピレーションを受けて演じていらっしゃったんだなということを感じました。こういう作品をもっと見てみたいし、この作品だったら、向田邦子賞として皆さんと一緒に「この方です」と言えると思います。このたびは本当におめでとうございます。

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選考委員・井上由美子氏(C)東京ニュース通信社

■井上由美子氏(第25回受賞者)
大森寿美男さん、大森美香さんが仰っていたように、とても個性的で素晴らしい作品だったと思います。私が特に好きなのは、ミステリーで連ドラを作る場合は、1つの謎があって、解決があって、また謎が提示されるという順番になっていくのですが、その一つ一つの謎も、解決がゆっくりだったり早かったりバリエーションがあって、単に考察するだけでなく、会話を楽しむ形になっていたのがとても面白かったです。連ドラはやっぱりどうしても初回にすべてを投入して引きつけるような内容になることが多いですけど、「シナントロープ」は見ていくうちにだんだん面白くなって、いろんな顔が出てくるというところがとても良かったと思います。改めておめでとうございます。

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選考委員・坂元裕二氏(C)東京ニュース通信社

■坂元裕二氏(第26回受賞者)
これまでにも此元さんは数々の名作を作ってこられて、「セトウツミ」や「オッドタクシー」、そして今回「シナントロープ」と一貫して若者たちを描く…オッドタクシーを若者というとちょっと変ですが、多くの作品において、ファミレスやコンビニの前で話している人たちのそばにある物語というか、決してそういうものを「たわいない」とか「どうでもいい話をしている」みたいなことじゃなく、同じ目線に立って、そのすぐそばからだんだんとサスペンスやミステリーに飛躍していく、日常を離脱していく、そんな物語の紡ぎ方がとても見事で、とても現代的な強い作家性をお持ちの方だなと思いました。そういう意味で、向田邦子賞にとてもふさわしい作品であると思いました。おめでとうございます。

※岡田惠和氏(第20回受賞者)は体調不良のため欠席

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此元和津也氏(C)東京ニュース通信社

<受賞者・此元和津也氏コメント>
このたびは、名誉のある賞をいただきましてありがとうございます。スタッフさんやキャストさんの力添えがあって獲れたと思うので、皆さんに感謝です。

<作品情報>
作品:「シナントロープ」
放送日・放送局:2025年10月6日~12月22日(テレビ東京)
監督:山岸聖太
音楽:江崎文武
チーフプロデューサー:祖父江里奈、平賀大介
プロデューサー:前田知樹、原田宗平、神戸麻紀、竹迫雄也
制作協力:アスミック・エース
制作:テレビ東京、P.I.C.S.
製作著作:「シナントロープ」製作委員会
出演:水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃、遠藤雄弥、アフロ、森田想 /染谷将太 ほか

<此元和津也氏プロフィール>
2010年漫画「スピナーベイト」で漫画家としての活動をスタート。2013年に連載開始した漫画「セトウツミ」は、映画、テレビドラマ化された。漫画以外の領域へも活動の場を広げ、 2019年「ブラック校則」(日本テレビ、映画、Hulu)で脚本家デビュー。おもな脚本作品は、TVアニメ「オッドタクシー」、劇場アニメ映画「ホウセンカ」など。現在「週刊ヤングジャンプ」にて漫画「カミキル-KAMI KILL-」(原作)を連載中。
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向田邦子賞(C)東京ニュース通信社

<向田邦子賞とは>
故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績を讃え、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に贈られる賞として、1982年に制定されました。主催は「TVガイド」を発行する東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子賞選考委員が担当しています。前年度に放送されたテレビドラマを対象に、選考委員がノミネート作品を選定。本選を含めて4回の討議を経て受賞作品を決定しています。選考委員は大森寿美男氏(第19回受賞者)、岡田惠和氏(第20回受賞者)、大森美香氏(第23回受賞者)、井上由美子氏(第25回受賞者)、坂元裕二氏(第26回受賞者)。※向田邦子賞受賞順

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