シンガポールで開催されたイベント「ブラックハット・アジア2024」で、最新のサイバーセキュリティーの研究結果を公開

プレスリリース発表元企業:Black Hat

配信日時: 2024-05-01 21:28:00

シンガポールで開催されたイベント「ブラックハット・アジア2024」で、最新のサイバーセキュリティーの研究結果を公開

イベントの目玉は、シンガポールの初代サイバーセキュリティー長官およびシンガポールの最高人工知能(AI)責任者による基調講演

(SINGAPORE)- (ビジネスワイヤ) -- サイバーセキュリティー業界で最も確立され、セキュリティーを深く掘り下げるイベントの主催者であるブラックハットは、ブラックハット・アジア2024の対面イベントが成功のうちに閉幕したと発表しました。シンガポールのマリーナベイ・サンズにあるサンズエキスポ&コンベンションセンターで4月16日~4月19日にわたり開催された同イベントは、3,000人を超える対面での実来場者数を記録しました。

81の国のセキュリティー専門家がイベントに参加登録し、40を超えるブリーフィングを通じて、情報セキュリティー(InfoSec)における脆弱性研究、開発、トレンドの最先端をじかに体験しました。プログラムには、4日間の技術的に内容の深い実践的なトレーニング、25を超えるスポンサー・セッション、60件の対面でのツールデモも含まれ、悪用や倫理的ハッキング、人工知能(AI)、機械学習(ML)、アプリケーション・セキュリティー(AppSec)、サイバー・フィジカル・システム(CPS)、インターネット・オブ・シングス(IoT)など、様々なテーマが取り扱われました。

「シンガポールおよびその周辺地域は、非常に強固なサイバーセキュリティ―・コミュニティを擁しており、ブラックハットはその一員であることを誇りに思います。私たちは、この地域において極めて重要な官民両分野の産業を守るという共通のゴールの下に集結したコミュニティ、パートナー、スポンサーの皆さんに深く感謝します」」と、Informa Techのサイバーセキュリティー・マーケット・グループのバイス・プレジデントであるSteve Wylie氏は述べています。

ブラックハット・アジア2024のハイライトは以下の通りです。

基調講演:今年は2つの基調講演が行われました。1つはシンガポールの初代サイバーセキュリティー長官兼サイバーセキュリティー庁(CSA)の創設最高責任者、および通信情報省のデジタルセキュリティーおよびテクノロジー担当責任者であるDavid Koh氏によるもので、もう1つはシンガポールの最高人工知能(AI)責任者、シンガポール政府のデジタルテクノロジー副責任者、および国連のAIに関するハイレベル諮問委員会のメンバーであるRuimin He氏によるものです。He氏はブラックハットとDEF CON会議の創設者で、ICANNの元最高セキュリティー責任者兼バイスプレジデントであり、現在は米国国土安全保障諮問委員会のメンバーであるジェフ・モス氏と共に登壇しました。ブリーフィング:ブラックハット・ブリーフィングは4月18日~19日にわたって開催され、エンタープライズ・セキュリティー、エクスプロイト開発、リバースエンジニアリングなどをテーマとしたトピックに関する、最新の情報セキュリティーリスク、研究、トレンドが紹介されました。Trainings:ブラックハット・トレーニングは4月16日から4月19日まで開催され、2日間および4日間にわたる技術的に内容の深い、実践的なコースは、情報セキュリティー業界で最高レベルのトレーナーと専門家による指導が行われました。コースでは、侵入テスト、ネットワークテクノロジー、オープンソース・インテリジェンス(OSINT)など、様々なトピックが取り上げられました。今年のイベントでは10件の対面クラスと8件のバーチャル・クラスが開催されました。ビジネスホール:今年のビジネスホールでは、30を超える情報セキュリティー・ソリューションのリーディング・プロバイダーが、最新の製品とテクノロジーを展示しました。またビジネスホールは、アーセナル、スポンサーセッション、出展ブース、ブリックス&ピックスなどを通じて、参加者、ベンダー、コミュニティがつながるエリアとなりました。アーセナルブラックハット・アーセナルでは、研究者とサイバーセキュリティーのコミュニティが一堂に会し、プレゼンターと参加者が対話できる環境で、最新のオープンソース・ツールと製品の紹介およびデモンストレーションが行われました。アーセナルの大きな要素の1つであるアーセナル・ラボでは、すべての地域のイベントで呼び物となっており、あらゆるスキルレベルの熱狂的なハッキング・ファンが、特別なツールや通常ではアクセスが難しい標的について学ぶ、対話形式の実践的な環境となりました。今年のイベントでは60件の対面でのツールデモと6件のラボが開催されました。オムディア・アナリストサミット:ブラックハット・アジアで行われた第2回年次オムディア・アナリストサミットでは、業界をリードするサイバーセキュリティーのアナリストが参加者に実用的なインサイト、革新的なアプローチを紹介するとともに、参加者にアジア太平洋地域で組織のサイバーセキュリティーの成果に影響を与える要因を包括的に理解していただく場となりました。コミュニティ・プログラム:コミュニティ・プログラムでは、サイバーセキュリティーのコミュニティに影響を与える現在の問題についてのディスカッションを通じて、参加者とプレゼンターがコラボレーションできるセッションが開催されました。トピックのテーマは、インクルージョン、メンタルヘルス、Call for Papers(CFP)執筆ワークショップなどでした。奨学金プログラム:ブラックハット・アジア2024は、次世代のセキュリティー専門家をブラックハットのコミュニティに紹介するため、学生の応募者の中から83名に無料のブリーフィングパスを授与しました。ブラックハットは独自の年次学生奨学金プログラムを有しているのに加え、更なる奨学金機会について様々な団体と提携しています。ネットワーク・オペレーション・センター(NOC):ブラックハットのネットワーク・オペレーション・センター(NOC)は、非常に需要の厳しい環境において安全性と可用性の高いネットワークを提供します。毎年、厳選されたNOCチームがブラックハット・アジアの前に対面し、最新のインフラストラクチャーおよびセキュリティー・ソリューションを実用的なネットワーク・デザインへと具体化します。ブラックハットの参加者はNOCを訪れ、最先端のネットワークを垣間見ることができます。ブラックハット・アジア2024のトップスポンサーとパートナーは、以下の通りです。

ダイヤモンドスポンサー:ペンテラ、Appdome、Upwind Securityプラチナスポンサー:KnowBe4、Snykサステイニングパートナー:Armis、Axonius、クラウドストライク、KnowBe4、マネージエンジン、クオリス、センチネルワン、Snyk、ソフォス、シスディグ、トレンドマイクログローバルパートナー:Corellium、Hack The Box、HackerOne、KnowBe4、Snyk、スイムレーン、シスディグ、バロニスブラックハットのイベントについて詳しくは、www.blackhat.comをご覧ください。

ブラックハットについて

ブラックハットは、サイバーセキュリティー業界で最も定評があり、セキュリティーについて深く掘り下げたイベントのシリーズです。1997年の初開催以来、ブラックハットは毎年数日間にわたり開催され、参加者のみなさんにサイバーセキュリティーに関する最新の研究、開発、トレンドを紹介しています。ブラックハットのイベントは、コミュニティのニーズを基に企画した、ブリーフィングのプレゼンテーション、トレーニング・コース、サミットなどを通じて、コミュニティが直接コンテンツを発表します。ブラックハットは、あらゆるレベルの専門家と学術関係者が集まり、協力し、ネットワークを築くと同時に、自身にとって最も重要なサイバーセキュリティーのテーマについて話し合うイベントのシリーズで、米国、カナダ、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアのみなさんにご参加いただいています。詳細については、 www.blackhat.com.

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