HP OMEN 45L、ケース上部の独立冷却機構が特徴のゲーミングPC

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米Amazonに、GeForce RTX 3060 Tiと32GBメモリを搭載するHP OMEN 45Lが掲載されている。CPU冷却用のラジエーターを本体上部の独立区画に収める設計が特徴で、1080pを中心に、画質設定を調整しながらゲームを楽しむ用途が検討の中心になる。
■RTX 3060 Tiと32GBメモリを搭載
販売ページの記載では、CPUは8コアのAMD Ryzen 7 5700X、GPUはNVIDIA GeForce RTX 3060 Tiで、ビデオメモリは8GB GDDR6だ。32GBのDDR4メモリと1TBのPCIe NVMe M.2 SSDを組み合わせる。
OSはWindows 11 Homeで、電源は80 PLUS Gold認証の800Wモデルとされる。販売ページでは240mmの一体型液冷クーラーも案内されており、ゲーム以外に配信や動画編集などを行う構成としても検討できる。
筐体には強化ガラス製のフロントパネルとサイドパネルを採用する。掲載寸法は幅約20.4×奥行き47×高さ55.5cm、重量は約22.6kgで、机上や足元への設置には相応のスペースが必要になる。
■ラジエーターに外気を送る「OMEN Cryo チェンバー」
OMEN 45Lの特徴は、HPが特許を取得したCPU冷却機構「OMEN Cryo チェンバー」にある。本体上部の独立区画に液冷クーラーのラジエーターを配置し、外気を取り込んで冷却する仕組みだ。
ケースの上部や背面にラジエーターを置く一般的な構成では、GPUなどで温められたケース内の空気がラジエーターを通ることがある。OMEN Cryo チェンバーは、ラジエーター用の気流を本体内部から分けることで、この熱の影響を抑える設計となっている。
PCWorldのGordon Mah Ungは、2022年1月の解説で、外気を前方から取り込み、後方へ排出する経路を紹介した。ラジエーター区画と本体内部の間は通気しない構造で、電源ユニットも別区画に分けられているという。
HPは2022年の発表時、同機構を備えない同構成のモデルに比べ、全負荷時のCPU温度が6℃低かったと公表した。試験条件は室温25℃、120mmのCooler Master製液冷クーラーを使用し、同構成のOMEN 40Lと比較したものだ。
ラジエーター区画は開けて部品を交換でき、最大360mmの一体型液冷クーラーに対応する。冷却装置の交換にも対応した筐体設計は、長く使ううえでの特徴の一つになる。
■RTX 3060 Tiの性能をどう見るか
RTX 3060 Tiは、Ampereアーキテクチャを採用し、2020年12月2日に米国で399ドル(約6万3000円)から発売された。NVIDIAは発売時、前世代のRTX 2080 SUPERを上回る性能をうたっていた。
PassMarkの2026年10月27日付の集計では、G3D MarkはRTX 3060 Tiが2万210、Blackwell世代のRTX 5060が2万599だった。RTX 5060のスコアを基準にすると差は約1.9%で、この合成ベンチマークでは近い結果となっている。
実ゲームの例として、ComputerBaseが2025年6月に公表したラスタライズ描画の集計では、1080pでRTX 3060 Tiが63.4fps、RTX 5060が68.3fpsだった。1440pではそれぞれ41.3fps、43.5fpsで、RTX 5060が約7.7%、約5.3%上回った。いずれも複数ゲームの幾何平均で、タイトルごとにアップスケーリングを含む同媒体の指定設定を用いた結果だ。
同世代の上位GPUとの位置関係も参考になる。TechSpotの2020年の18ゲーム比較では、RTX 3060 TiはRTX 3070より平均で1080pでは8%、1440pでは9%低い性能だった。購入時には、こうしたGPU単体の測定結果に加え、遊びたいゲームと完成品PCのCPU構成を合わせて見る必要がある。
対応ゲームでは、DLSSの超解像度機能を使って描画負荷を軽くできる。NVIDIAの対応表では、DLSSフレーム生成はRTX 40/50シリーズ、マルチフレーム生成はRTX 50シリーズが対象で、RTX 3060 Tiでは超解像度やレイ再構成などが利用できる。
■メモリの余裕と、画質・保存容量の選び方
32GBのメモリは、ゲームと配信ソフト、ブラウザ、Discordなどを同時に動かす際の余裕になる。NZXTの2026年4月更新の案内では、16GBを入門的なゲーム用途の出発点とし、ゲームと配信の同時実行や中程度の制作作業には32GBを推奨している。
OBS、Streamlabs、XSplitなどを使う配信や、軽い動画編集も想定するなら、メモリ容量はGPU以外の検討材料になる。実際の使用量はゲーム、配信設定、同時に開くアプリケーションによって変わる。
画質設定では、8GBのビデオメモリ容量も考慮したい。高解像度テクスチャやレイトレーシングなどはメモリ使用量を増やすため、1080pや1440pで遊ぶ場合も、タイトルに応じてテクスチャ品質や描画設定を調整する使い方が中心になる。
1TB SSDはOS、アプリ、ゲームを保存する領域だ。1本100GBを超えるゲームを8〜10本程度入れる使い方では、OSなどの使用分も含めて空き容量が小さくなる。HPが公表したOMEN 45Lの筐体設計は、追加のM.2 SSDやSATA接続のSSD・HDDによるストレージ拡張に対応している。
日本HPのOMEN 45L製品ページには、RTX 5090、Core Ultra 9 285K、64GBメモリを搭載する国内向け構成も掲載されている。2026年11月5日の確認時点では、標準モデルの掲載価格は税込93万8300円からで、完売と表示されている。国内向けモデルを比較する際は、GPUだけでなくCPU、メモリ、ストレージ、販売状況まで含めて選ぶことになる。
元記事: HP OMEN 45L Drops 39% to $1,399 on Amazon: RTX 3060 Ti Ties New RTX 5060 GPU
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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