米イラン交渉が難航、イラン安保トップ「米回答は説得力欠く」 ホルムズ再開に7条件を要求

2026年11月4日 12:29

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記事提供元:International Business Times

イラン最高安全保障委員会のモフセン・レザイ事務局長は3日、戦闘停止に向けた提案に対する米国の最新の回答について「説得力がない」と述べた。(Contains modified Copernicus Sentinel data 2020, CC BY-SA 3.0 IGO, via Wikimedia Commons)

イラン最高安全保障委員会のモフセン・レザイ事務局長は3日、戦闘停止に向けた提案に対する米国の最新の回答について「説得力がない」と述べた。(Contains modified Copernicus Sentinel data 2020, CC BY-SA 3.0 IGO, via Wikimedia Commons)[写真拡大]

 イラン最高安全保障委員会のモフセン・レザイ事務局長は3日、戦闘停止に向けた提案に対する米国の最新の回答について「説得力がない」と述べた。米国側がイランの7つの条件に全面的に応じない限り、ホルムズ海峡は再開しないとの立場を改めて示した。

 レザイ氏はSNSへの投稿で、「米国はイランの7条件に完全かつ明確に回答し、それを実行しなければならない。その場合に限り、ホルムズ海峡は再開される」と強調した。

■イラン当局者「核協議は条件充足後」

 この発言の直前には、別のイラン当局者も米国との合意はなお見通せないとの認識を示していた。匿名を条件に記者会見で語った同当局者は、「仲介者がイランと米国の隔たりを縮めるため懸命に取り組んでいる」と述べる一方、「米国がホルムズ海峡の再開を望むのであれば、イランの条件が満たされなければならない」と指摘した。

 同当局者はさらに、核協議はイランの条件が満たされた後にしか始まらないと主張し、米国の現在の要求は「過剰」であり受け入れられないとした。

■米政権は合意に楽観姿勢

 イラン側の強硬な発言は、米政権の楽観的な見方とは対照的だ。JD・バンス副大統領はCNNに対し、「大統領も私も、交渉による解決に至る可能性について非常に手応えを感じている」と語った。

 ドナルド・トランプ大統領は2日、合意への期待から原油価格が下落していると指摘したうえで、「イランはできるだけ早期の解決を望んでいる。実現する可能性はある!」とSNSに投稿した。

 トランプ氏は同日、これに先立って米ニュースサイトのアクシオスに対し、イランへの本格的な攻撃を再開するかどうかの判断を「急いでいない」と語った。「いずれにせよ何らかの措置を講じるが、急ぐ必要はない。われわれはイランを財政的に追い込んだ。彼らには資金もガソリンもなく、国民は(現状に)うんざりしている」と述べた。

 アクシオスによると、間接協議が続くなか、カタールの仲介者は米国とイラン双方からの反応を待っている。

 トランプ氏は「われわれは彼らと話をしている。順調に進んでいる。彼らの問題は(交渉を)引き延ばそうとすることだ」と語った。イラン指導部には想定していたほどの切迫感はないとしつつも、「彼らはかつてないほど合意を望んでいる」と述べた。

■米軍、ゲシュム島を攻撃

 合意の行方には、米軍によるイラン南部ゲシュム島への攻撃も影を落としている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じた。米当局者は、今回の攻撃は「イラン側が米国の資産に対して地対空ミサイルを使用したことへの防衛措置」だったと説明した。WSJによると、米国はここ数週間、同様の攻撃を実施してきたという。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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