【どう見るこの株】Ubicomは1100円台で下値固め、AI・医療DXを支えに再発進へ
■75日線目前まで調整、1Q好業績を手掛かりに逆張りも一法
Ubicomホールディングス<3937>(東証スタンダード)は、前日5日に13円安の1107円と続落して引けた。同社株は、今年8月21日にマドを開けて年初来高値1314円まで買い進まれており、足元では目先の利益を確定する売り物が続いている。ただ、8月13日に発表した今2027年3月期第1四半期(2026年4~6月期、1Q)業績は、売上高、営業利益、経常利益が1Qとして過去最高を更新して着地した。これを手掛かりに出遅れAI(人工知能)関連株として人気が再燃する可能性もあり、逆張りも一法となりそうだ。テクニカル面でも、年初来高値1314円から値幅で約200円、日柄で約1カ月半調整し、下値サポートラインとなる75日移動平均線目前まで下げており、下値での打診買いのタイミングを示唆している。
■1Q売上高・営業利益・経常利益が過去最高
同社の今期1Q業績は、売上高17億4400万円(前年同期比7.5%増)、営業利益4億1000万円(同30.5%増)、経常利益3億9500万円(同25.0%増)、純利益2億6300万円(同2.9%減)で着地し、売上高、営業利益、経常利益は1Qとして過去最高を更新した。純利益は、税効果の一時的な影響が一巡したことによる税制上の要因で小幅減益となった。
■メディカル事業は医療DX需要とM&A効果で拡大
メディカル事業では、医療機関向け経営支援ソリューション「Mighty Checker」シリーズが、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)需要を背景にユーザー数を2万3157まで拡大し、着実に成長した。今年4月に子会社化したラジエンスウエアの業績も上乗せとなり、売上高は6億5358万円(同45.8%増)、セグメント利益は3億1938万円(同7.2%増)となった。
■テクノロジーコンサルティング事業はAI駆動開発が寄与
テクノロジーコンサルティング事業も、日本IBMの戦略パートナーとして最先端AI駆動開発ソリューション「アリーシア」を活用し、AI駆動開発を加速させたことなどから、売上高は10億9051万円(同5.2%増)、セグメント利益は1億8386万円(同57.0%増)となり、ともに過去最高を更新した。
■通期は2ケタ増益を予想、純利益は過去最高更新へ
今3月期通期業績は期初予想に変更はなく、売上高73億8300万円(前期比23.2%増)、営業利益15億1100万円(同15.9%増)、経常利益15億2000万円(同18.1%増)、純利益10億5600万円(同18.4%増)と増収増益転換を見込む。純利益は連続して過去最高を更新する見通しである。
■1100円台固めで調整一巡感、PER12倍台から再評価へ
株価は、東証スタンダード市場への市場変更と前期第3四半期の伸び悩み業績が重なり、年初来安値911円まで調整した。その後、ラジエンスウエアのM&A、クラウド型レセプト点検ソフトの新製品提供開始などを材料に1000円台を回復。今期業績の増収増益予想や1Q業績の過去最高更新など好材料が続き、年初来高値1314円まで約44%上昇した。25日移動平均線が75日移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)も示現し、上昇トレンドへの転換を示唆した。
■AI関連人気と割安感を支えに年初来高値奪回をうかがう
足元では1100円台で下値固めを続けており、値幅、日柄の両面で調整一巡感を強めている。AI関連株人気に加え、投資バリュー面でもPERは12.7倍と割安感があり、年初来高値奪回に向けた再発進をうかがう展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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