Blizzard、「StarCraft」完全新作を2030年に投入 オープンワールドシューターへ

2026年9月14日 23:14

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記事提供元:Tech Times

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Blizzard Entertainmentは、米国で開催したBlizzCon 2026で「StarCraft」の完全新作を発表した。リアルタイムストラテジー(RTS)ではなく、物語主導のオープンワールドシューターとなり、2030年の発売を予定している。発表映像にゲームプレイは含まれておらず、対応プラットフォームや価格などの詳細も明らかにされていない。

■RTSからオープンワールドシューターへ

新作のタイトルは、ナンバリングや副題を伴わない「StarCraft」である。舞台は「StarCraft II: Legacy of the Void」から70年後のコプルル・セクターで、シリーズの世界を受け継ぎながら、新たな時代の物語を描く。

これまでの「StarCraft」では、プレイヤーが戦場を俯瞰し、資源の収集、基地の建設、部隊の編成と指揮を担ってきた。新作では視点を地上へ移し、広大な世界を探索しながら戦うシューターとしてシリーズを再構成する。

プロジェクトを率いるゼネラルマネージャー兼クリエイティブディレクターのDan Hayは、発表の壇上で、上空から指揮するのではなく、地上の「泥と炎の中」にプレイヤーを置く作品だと説明した。RTSで描かれてきた星間戦争を、戦場に立つ人物の視点から体験させる構想である。

HayはBlizzard Entertainmentに加わる以前、Ubisoftで「Far Cry」シリーズに長く携わった。「Far Cry 3」以降の複数作品でエグゼクティブプロデューサーなどを務め、「Far Cry 5」ではクリエイティブディレクターを担当した。広い環境の探索と戦闘を組み合わせた作品での経験を、新たな「StarCraft」に持ち込むことになる。

■発表映像「Dominion」が描く戦場

発表に合わせ、シネマティック映像「Dominion」が公開された。「Dominion」は作中の勢力であるテラン・ドミニオンを指す名称で、ゲームの副題として発表されたものではない。

映像は、テランの兵士が訓練を受け、装備を整えて戦場に向かい、ザーグの襲撃に直面するまでを描く。兵士の犠牲と、その装備を次の兵士が受け継いでいく構成を通じて、巨大な戦争を個人の視点から描く新作の方向性を示している。

一方、今回公開されたのは事前制作されたシネマティック映像であり、実際のゲーム画面ではない。戦闘システム、探索できる地域、ミッション構成、キャラクターの成長要素などは公開されていない。ザーグやプロトスが物語やゲームプレイでどのような役割を担うかも、現時点では不明である。

Blizzard Entertainmentによると、本作はまだ開発初期にある。今後数年間にわたり、ゲームプレイ映像や世界設定の詳細などを段階的に公開する予定だという。

■過去に進められた2つのシューター企画

Blizzard Entertainmentが「StarCraft」の世界をシューターとして描こうとするのは、今回が初めてではない。

2002年に発表された「StarCraft: Ghost」は、テランのゴースト工作員Novaを主人公とする三人称視点のステルスアクションだった。当初はNihilistic Softwareが開発し、その後Swingin' Ape Studiosへ引き継がれたが、2006年に無期限延期となった。2014年には、当時Blizzard Entertainmentの社長だったMike Morhaimeが開発中止を確認している。

もう一つは、社内で開発されていたコードネーム「Ares」である。2019年の報道によると、これは「StarCraft」の世界を舞台にした一人称視点シューターで、テランの兵士としてザーグと戦う試作版が作られていた。「StarCraft版の『Battlefield』」のような企画と説明されていたが、製品として正式発表されないまま開発が終了した。

今回発表された「StarCraft」は、過去の2企画を引き継ぐ作品としては案内されていない。オープンワールドと物語を軸に、新たに構築される独立したプロジェクトである。

■2030年の発売を早期に公表した理由

2030年という発売予定は、発表時点から約4年先となる。Hayは、開発チームが作品の物語やキャラクター、世界の方向性を共有できる段階に達したため、ファンから反応を得る時期が来たと判断したと説明している。

また、発売時期を公表することには、開発上の焦点を明確にする意味もあるという。Blizzard Entertainmentは、今後もゲームプレイの公開や世界設定の紹介を進めるとしており、今回の発表は完成形の披露ではなく、長期的な情報公開の出発点となる。

日本語の公式発表では、発売時期を「2030年」としている。英語版の発表では「2030年春」と案内されているが、日本での具体的な発売時期、対応プラットフォーム、価格、販売方法は発表されていない。

■シリーズの新作としては長い空白を経て登場

「StarCraft II」の三部作を締めくくった「Legacy of the Void」は2015年に発売された。その後、2016年にはNovaを主人公とする追加ミッション「Nova Covert Ops」、2017年には初代を刷新した「StarCraft: Remastered」が登場している。

新作「StarCraft」は、「StarCraft III」としてRTSシリーズを直接継承する作品ではない。一方で、テラン、ザーグ、プロトスが対立してきたコプルル・セクターを舞台とし、シリーズの歴史を70年先へ進める完全新作となる。

RTSで俯瞰してきた戦争を、一人の人物が地上で経験する世界へ置き換えることで、「StarCraft」の設定と物語を別の角度から描こうとしている。具体的なゲームの姿はまだ見えていないが、過去のシューター企画とは異なり、今回は正式タイトルと発売予定年を伴って公表された。今後公開されるゲームプレイが、シリーズ固有の三勢力や戦場をどのようにオープンワールドへ落とし込むかが焦点となる。

元記事: After Two Cancellations, Blizzard Reveals StarCraft Open-World Shooter With Spring 2030 Window

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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