アサ・ジャーマン、MCU版「X-MEN」のエンジェル役に起用 初代メンバー3人目
Marvel Studiosのタイトル未定の映画「X-MEN」で、アサ・ジャーマンがエンジェルことウォーレン・ワージントン3世を演じることが明らかになった。エンジェルは1963年に登場したコミック版X-MENの初代メンバーの一人で、今回の起用により、サイクロップス、ジーン・グレイと合わせて初代5人のうち3人の配役が決まった。
■サイクロップス役の候補からエンジェル役へ
The Hollywood Reporterが9月10日に最初に報じ、Varietyなどもジャーマンの起用を確認した。報道によると、ジャーマンは当初サイクロップス役のオーディションを受けていた。サイクロップス役にはキット・コナーが決まったが、Marvel Studiosはジャーマンを別の役で起用し、エンジェル役を提示したという。Marvel Studiosは報道に対してコメントしていない。
ジャーマンは、Prime Videoのドラマ「Gen V」でサム・リオーダンを演じたことで知られる。2026年公開の映画「スクリーム7」にも出演したほか、「ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」には1話のみ出演している。
映画の監督は「サンダーボルツ*」のジェイク・シュライアーが務める。脚本には「BEEF/ビーフ」のイ・ソンジンと「一流シェフのファミリーレストラン」のジョアンナ・カロらが参加している。米国での劇場公開は2028年5月5日を予定しているが、日本での公開日は発表されていない。
■コミック初代5人のうち3人が決定
ウォーレン・ワージントン3世は、スタン・リーとジャック・カービーが生み出したキャラクターで、1963年9月刊行の「X-Men」第1号に登場した。背中から伸びる大きな羽毛の翼によって飛行するミュータントで、裕福な家庭の出身という設定を持つ。
コミックでチャールズ・エグゼビア教授のもとに集まった初代X-MENは、サイクロップスことスコット・サマーズ、マーベル・ガールことジーン・グレイ、アイスマンことボビー・ドレイク、ビーストことハンク・マッコイ、エンジェルことウォーレンの5人だった。
MCU版では、キット・コナーがサイクロップス、セイディー・シンクがジーン・グレイ、ジャーマンがエンジェルを演じる。アイスマンとビーストの配役は、現時点で発表されていない。
一方、映画にはコミックの初代5人だけでなく、ローグ、ストーム、エマ・フロストも登場する。この顔ぶれから、初代メンバーを軸の一つとしながら、コミックの異なる時代に活躍したキャラクターを組み合わせたチームになるとみられる。
現在までに発表されている出演者は、チャールズ・エグゼビア教授役のクリストファー・アボット、サイクロップス役のキット・コナー、ジーン・グレイ役のセイディー・シンク、エマ・フロスト役のサマラ・ウィーヴィング、ローグ役のインデ・ナヴァレッテ、ストーム役のマヤ・ボイド、ミスター・シニスター役のアダム・ドライバーらである。
■これまでの映画では描かれなかった初代編成
20世紀フォックス時代の実写映画は、コミック版の初代5人がそろってチームを結成する物語を描いていない。2000年公開の「X-メン」では、X-MENはすでに活動しているチームとして登場した。
1960年代を舞台とした「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」も、コミックの初代編成をそのまま映画化した作品ではない。サイクロップス、ジーン・グレイ、アイスマン、エンジェル、ビーストの5人ではなく、ハボック、バンシー、ダーウィンなどを含む独自のチームが描かれた。
エンジェルは、「X-MEN:ファイナル ディシジョン」でベン・フォスターが演じた。同作の少年時代のウォーレンはケイデン・ボイドが担当している。「X-MEN:アポカリプス」ではベン・ハーディが別の設定によるウォーレンを演じ、アポカリプス配下のホースマンへと変えられた姿が描かれた。
MCU版にエンジェルが加わることで、これまでの実写映画とは異なる角度から初期X-MENの人間関係やチーム形成を描ける余地が生まれる。ただし、今回発表された顔ぶれには後の時代のメンバーも含まれるため、コミック第1号の構成をそのまま再現する作品になるかは明らかになっていない。
■エンジェルとアークエンジェル
コミックのウォーレンは、当初は羽毛の翼を持つエンジェルとして活動する。その後、翼を失ったウォーレンにアポカリプスが金属製の翼を与え、自らに仕えるホースマン「デス」へ変える物語が描かれた。この変化を経た姿がアークエンジェルである。
アークエンジェルの鋭い金属製の翼と、そこから放たれる羽根は、飛行を中心としたエンジェルの能力を攻撃的なものへ変えた。身体の変化だけでなく、自らの意思やアイデンティティーを奪われる経験がウォーレンの内面に影響を残し、キャラクターを象徴する物語の一つとなった。
新作で悪役を務めると発表されているのはミスター・シニスターであり、アポカリプスではない。現時点でアークエンジェルへの変化が描かれるとの情報もないため、今回の映画では初代X-MENの一人であるエンジェルとして、ウォーレンがどのようにチームへ加わるかが焦点となる。
■「Gen V」で演じたサムとの共通点
ジャーマンが「Gen V」で演じたサム・リオーダンは、強大な力を持ちながら、家族や組織によって長期間隔離されていた若者である。自らの能力や周囲との関係に揺れる人物を演じた経験は、身体に現れた変異を隠しながら成長するウォーレンの人物像にも重ねられる。
ウォーレンはコミックで、服や固定具を使って翼を隠し、周囲に正体を知られないように暮らしていた。やがて飛行能力を人助けに使い、エグゼビア教授に見いだされてX-MENへ加わる。目に見える変異と社会的に恵まれた出自を併せ持つことが、エンジェルというキャラクターの特徴である。
「Gen V」は第2シーズンをもって終了し、第3シーズンは制作されない。制作陣は、登場人物たちの物語を「ザ・ボーイズ」第5シーズンや同じ世界を舞台とする今後の企画で継続する方針を示している。
ジャーマンが演じるウォーレンの具体的な人物像や、新作で初代X-MENの結成過程がどこまで描かれるかは発表されていない。初代メンバー3人がキャストにそろったことで、MCUがコミック初期のチーム像を新たなアンサンブルへどのように組み込むかが注目される。
元記事: Gen V Star Asa Germann Joins MCU as Angel, Adding Third Original X-Men Founding Member
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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