三井住友FGが1株を2株に分割、初の株主優待―MUFG・みずほFGと比較

2026年9月8日 22:36

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三井住友FGは10月1日付で1株を2株に分割する。Suikotei, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons

三井住友FGは10月1日付で1株を2株に分割する。Suikotei, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons[写真拡大]

 三井住友FGは2026年9月30日を基準日として、10月1日付で1株を2株に分割する。初の株主優待も9月末を基準日として導入する。MUFG、みずほFGと業績や株主還元を比較し、メガバンク株への投資を考える。

 9月7日の株価は、三井住友FGが6,976円、MUFGが3,711円、みずほFGが8,710円だった。100株の購入に必要な資金は、それぞれ約70万円、約37万円、約87万円となる。現在の株価が変わらないと仮定すると、分割後の三井住友FGは約35万円で100株を購入できる。

 三井住友FGの株主優待には、Vポイントの進呈、円定期預金の金利上乗せ、協賛イベントへの抽選招待がある。Vポイントは100株以上を1年以上保有すると5,000円相当、1,000株以上を5年以上保有すると3万円相当が対象となる。Oliveアカウントの契約や、基準日の翌年2月末時点で口座残高が15万円以上あることなども条件だ。

 ただし、株式分割によって優待を取得しやすくなるわけではない。初回となる2026年9月末は分割前の100株以上が基準となり、50株を購入して分割後に100株となっても対象外だ。2027年9月末以降は、分割を考慮して100株以上の条件が200株以上に変更される。

 業績面では、三井住友FGの2027年3月期第1四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比33.0%増の5,013億円だった。国内の資金利益や手数料収入などが伸びた。通期の同利益は1兆7,000億円を会社予想としている。

 MUFGの同利益は前年同期比48.2%増の8,094億円となり、3社で最大だった。金利上昇による国内貸出金利ざやの改善に加え、モルガン・スタンレーの利益も寄与した。2027年3月期の同利益は2兆7,000億円を目標としている。

 みずほFGの同利益は前年同期比45.5%増の4,229億円だった。第1四半期決算に合わせ、通期の同利益予想を1兆3,000億円から1兆4,000億円へ引き上げた。最大2,000億円の自己株式取得も株主還元を支える。

 年間配当について、MUFGは前期の86円に対して2027年3月期は96円、みずほFGは前期の145円に対して150円を会社予想としている。三井住友FGは分割前の中間配当90円と、分割後の期末配当45円を予想する。分割前の1株を基準にすると、年間180円に相当する。

 三井住友FGは株式分割と株主優待、MUFGは利益規模、みずほFGは通期予想の引き上げと自己株式取得が特徴となる。メガバンク株を選ぶ際は、最低投資額だけでなく、金利上昇による利益拡大がどこまで続くか、配当や優待の条件が自分の投資方針に合うかを確認したい。(記事:林田孝治・記事一覧を見る)

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