キオクシアは新NISA投信に入っている? オルカン・S&P500で変わる答え

2026年6月19日 13:58

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 15日の米イラン停戦合意を受けて日経平均株価は急騰し、翌16日も最高値を更新した。けん引役は半導体大手のキオクシアで、時価総額は一時トヨタ自動車を上回った。ただ「停戦で株高」とひと括りにはできない。買われた主役は、一部の半導体株に偏っていた。

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■停戦初動で分かれた明暗
 15日、日経平均は前週末比5.0%高の6万9,317円で引けた。中東の戦闘が収まり原油の供給不安が薄れたことで、国際指標のブレント原油は一時5%超安の1バレル83ドル台へ急落した。

 原油高で潤うINPEXなど資源株には逆風となった。半面、AIサーバー需要を追い風に村田製作所が17.6%高のストップ高となるなど、半導体・電子部品株に買いが集まった。

■主役はキオクシア 時価総額は50兆円超え
 16日は集中がいっそう際立ち、日経平均は前日比0.13%高とほぼ横ばいながら連日の最高値を更新した。

 SNSでも話題のキオクシアはこの日も上昇して9万4,720円で取引を終え、上場から約1年半で株価は65倍に膨らんだ。時価総額は約51兆円とトヨタ自動車を一時上回り、50兆円超えは国内で2社目となった。

 指数がほぼ動かなくても、一銘柄が相場の景色を変える展開だ。

■持っている投信にキオクシアは入っているか
 気になるのは「自分も持っているのか」だろう。

 米国市場の指数であるS&P500やNASDAQ100には、日本企業のキオクシアは入っていない。

 オルカンなど全世界株型ファンドでは、日本株の一銘柄として組み入れられるが、日本株は全体の約5%にすぎない。そのうちの一部がキオクシアなので、影響はごくわずかだ。

 対して日経平均は、株価の高い銘柄ほど影響が大きい「株価平均型」だ。株価が9万円を超えるキオクシアは、指数への影響もとりわけ大きい。同じ「インデックス投資」でも、キオクシアへの距離はまるで違う。

■米国市場の指数しか持っていない人はどうか
 では米国指数しか持っていない人はどうか。

 キオクシアはないが、代わりにエヌビディアなど米国の巨大ハイテク株に集中している。米国でも2日、米半導体メーカーのマーベルがエヌビディアCEOの「次の1兆ドル企業」との発言で32%急騰した。

 偏りの中身が違うだけで、一部の人気株に乗っている構図は同じだ。

 SNSで話題の株があると、「自分は乗れていないのでは」と不安になることもある。しかしオルカンなら世界株の一部として、S&P500なら米国の大型成長株を通じて、話題株とは別の形で成長企業の値動きを取り込んでいる。

 キオクシアへの距離は違っても、投資信託の中身を知れば、SNSの話題に必要以上に振り回されずに済む。(記事:中村葵・記事一覧を見る

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